幸せになるために戦え 別の道でな
ディセル草原
クルーゼ「帰って来いサージェン?」
ラフィス「クルーゼ?」
クルーゼ「良いでしょ?フェルク騎士団にグレンハム王国に
帰って来てもらうのです」
サージェン「・・・今更・・今更 世界を混乱させた
フェルク騎士団が どうやって帰って来れる!?」
世界を混乱させたのは私も同罪だ
サージェン「・・・ラフィス」
ラフィス「第3人類をルガスタつまり この世界に
受け入れることにしたのは私だ
世界を混乱させた張本人だ」
ラフィス「だが私は終われない この混乱を収拾し
世界を安定させるのが今の私の仕事だ」
そのためにフェルク騎士団に帰って来てほしい
サージェン「・・・・」
ラフィス「無論これはフェルク騎士団にも幸せになってほしいから
この提案をした ”今のフェルク騎士団”は解散させない
グレンハム王国はフェルク騎士団の力が必要だ
平和を維持しそれを続けるためにな」
クルーゼ「帰って来いサージェン また お前とも酒を飲みたいしな」
マーソン「帰ろうサージェン このほうが幸せなのかもしれない」
サージェン「・・・ダイタム・・ロバト」
ダイタム「その提案に乗りましょう 俺は賛成です」
ロバト「大量虐殺の悪魔にならないでフェルク騎士団そのものも残る
最良な選択かもしれません」
サージェン「・・・・・・」
サージェンは何も言わないまま
うなだれてしまった
ラフィス「答えを待つ」
そして日が暮れた
アキ隊
アキ「サージェンも はいそうですかと すぐには受け止められないだろ」
ラフィス「今頃、ここに到着したばかりのレオンもリリィも
フェルク騎士団の説得に駆け回ってくれてる」
アキ「元フェルク騎士団のトップたちか
その二人にならフェルク騎士団も心を開くかもな」
ラフィス「しかしラセック(マーソンのこと)を使って
サージェンたちに説得を促せるなど
うまくやったものだなアキ?」
アキ「俺たちストーリーの声なんて聞かないからな
同じフェルク騎士団の声なら聴くだろうと思ってな」
アキ「でも今回はクルーゼに助けられたわ」
アキ「にしても なんなのクルーゼって?多くの人間を救う天才なの?
バハメクト・ヴォーム 第3人類との決戦の時も
クルーゼとルダのおかげで両軍が衝突せずに
敵味方10万の命が救われたんだよな
そして今回もだろ?」
ラフィス「クルーゼは そういうことができる天才かもな
サージェンに一早く帰って来いと言ったのはクルーゼだしな」
ラフィス「だが私たちは いつになったら この世界の重さを
背負わずに済むのだ?」
アキ「エンド・ワールドのことや第3人類との世界の混乱の収拾
常に世界の重さを背負わずにはいられない」
力は求められる そこに悲しみがある限り
だが悲しみが0になることはない
だからこそ・・・
可能な限り悲しみを0に近づける
アキ「それが・・・
俺たちの戦いだ
ラフィス「だな」
フェルク騎士団の起こした戦争から
10日の時が過ぎた
グレンハム王国 城下町
レズール「来る日も来る日も倒壊した建物のガレキの除去
街道の補修や城壁を作る材料の運搬
こんなの騎士団の仕事じゃねえぞ!!」
マーソン改めラセック
「今はエンド・ワールドからの戦後復興期だからな
世界を脅威に陥れた戦争から一か月も経ってない」
サーシェ「早く世界に元気になってもらいましょう
今は平時なのです 騎士団って言っても
戦うことだけが能ではありませんからね」
ゼルク「ラフィスのフェルク騎士団の力が必要って、これのためか!?」
ラセック「たとえ だとしてもストーリー兵も同じことしてるからな
僕たちだけが不遇ってわけではない」
サーシェ「ルガート様のことサージェンから聞きました
彼は今なにをしてるのでしょうね」
ラセック「わからないけど もしかしたら
”この結果”のために動いてくれた気がする」
ストーリーとフェルク騎士団
共に並び生きていけるように
サーシェ「考えてもルガート様がいないと
本当の答えは わかりませんね」
ラセック「でも いつか僕らの前に現れる そんな気がする」