グレンハム王国 城外
空で ぶつかるルナ・マイストーリーと
フェルクの力を宿したルガート・フェルク
つばぜりあいになり
ルガート「お前の力は そんなものか!?」
アキ「こいつ!」
ルガートが足でアキを蹴りアキは後方にとばされる!
ふきとばされたアキに間髪入れずに刀を振り下ろす!!
かわそうとしたアキ
アキ「フェイントだと!?」
ルガートの左の魔力球がアキをとらえた!
アキ「ぐああ!」
刀でルガートに反撃を試みるが
ルガートは わかってたかのようにかわす
ルガート「うおお!」
ルガートの斬撃の重さに耐えられず
刀で防御したものの地に叩きつけられた!
アキ「フェルクの力か」
ルガート!地に叩きつけたアキに
巨大魔力砲撃!
メアリー「アキいい!」
ルガート「託すに値しない者だったか!?」
ルガートの巨大魔力砲撃が放たれる!
アキ「・・・
もう背負わずに済むか
ルナフェクトの呪いも これで消える
生きてても死ぬまで戦場だ
これは解放か
アキ「悪くないか」
裏切るつもり?
アキ「え?」
あなたの命は あなた1人の物?
アキ「誰だ?」
そんな選択をしたら
どれだけの人間を悲しませるつもり?
アキ「・・・」
ドオオオオオンン!!
メアリー「アキいい!」
ルガート「私が世界を背負うしかないか」
巨大魔力砲撃で黒煙がまい
少しづつ晴れていった
ルガート「光だと!」
ルナ・マイストーリーの光がアキを守った
アキ「どれほどの人間を泣かせてしまうか
そうだ俺の命は俺だけのものではない
俺に関わったすべての人間の物だ
そして死ぬことは それら みんなへの裏切りだ」
ルガート「無傷だと!」
地上に居るアキに向かって急降下するルガート
空に居るルガートに向かって急上昇するアキ
刀と刀が ぶつかり つばぜりあいになる
アキ「お前は何を背負って生きてる!?」
ルガート「世界に決まってるだろ!」
アキ「俺も世界を背負っている だが それだけではない
俺に関わった
すべての人間を泣かせないために
生きると言う想いを あきらめない心も背負っている!
ルガート「想いだと!
想いは邪魔をする!そんなもの捨てている!」
アキ「そんな てめえに!
世界は任せられないんだよ!!
ルガート「なに!」
アキのまとってた光がさらに周囲に広がり
幻想的な風景に見える
アキ「人は人を想える 感じられる 求めあえる
それが世界に広がれば争いなどなくなる」
ルガート「そんな世迷言!」
アキ「感じてみろ?」
アキから放たれる光がルガートをつつむ
ルガート「この想いは
人が人を想いあえる世界だと
世界に70億の人間が居るんだ!
すべてが想い合えるわけないだろ!?」
それも1つの正解なのかもしれない
でも世界は人は すでに1つ先の進化に
近づきつつある
私には見える 人の進化した世界で
人と人とが想い合える未来を
ルガート「誰だ?」
その世界を見たくない?
ルガート「・・・」
黒くつつまれたフェルクのウォーリアが消えた
ルガート「本当に そんな世界を作れるのか?」
アキ「それが
俺たちのストーリーだ
ルガート「・・・
お前に託す
アキ「あぁ」
ルガートは地に下り どこかへと
そこで待ってた人は
ベルーリエ「これで いいのですか?」
ルガート「”これが”いいんだ
アキは私の考えを越える
最高な世界を そこに生きる人も
それが現実になったなら私も世界を愛せるかもしれない」
メアリー
アズベス「アキ!?」
アキ「きつい道かもしれない 作れるか どうかもわからない
それでも
つきあってくれるか?
アズベス「当たり前だろ」
メアリー「創ろうよアキの想いの世界を」
ありがとう