オルフェア住宅村 セイライト宅
レニ「セイ?新ストーリー行かない?」
セイ「・・・・・・・」
すごく疲れ果てたかのように うなだれてる
レニ「・・・なにがあった?」
セイ「ごめん・・行けない・・・」
レニ「どしたん?」
セイ「やること多すぎて・・あと・・わかるでしょ?」
レニ「なるほど 無理すんなよな」
セイ「あと・・あまりフレチャしてこないでね」
レニ「大丈夫なの お前?」
セイ「・・・なんとか」
玄関を閉めたセイ
アス「どうだったセイ?」
レニ「やることがありすぎて すぐには行けないだとさ」
アス「やること?確かに やること多かったけど
そんなに やることあったかな?」
レニ「そのアスがやったことの4倍やってるんだよセイ」
セイ「・・・え?」
レニ「前にセイ 4キャラ育ててるって言ったじゃん?」
アス「まさかセイ・・あの内容を!?」
レニ「4キャラ分やってるみたい」
アス「それって何か良い事あるの?」
レニ「例えば達人クエあったでしょ賢者4人で行くの
セイは自キャラのサポを”カスタマイズサポ”って言ってるけど
自キャラ4人を賢者にして4キャラ クリアしたみたいね」
アス「4キャラ戦えるレベルなの!?」
レニ「それでも完成してないらしい 6年の時と膨大なゴールドと
時間 費やして自キャラ4人 育てたみたいだな」
アス「膨大なゴールドって・・装備までサブに買ってるの?」
レニ「かなりガチでね」
アス「お金持ちだなセイ・・・」
レニ「ストーリーとかのボスとかも
ボスの耐性わかったら自キャラを全員 その耐性にさせて
余裕でクリアとか よく言ってるな」
アス「たしかに膨大なゴールド 耐性装備まで
サブに買い与えてるとは しかも
どんな耐性でも備えられるように・・・」
レニ「あまり楽な道じゃなかったみたいだけどね」
アス「そりゃあ・・そうでしょうね・・・
前に言ってた”一週間が足りない”ってセイが
言ってたの わかる気がする」
セイライト宅
セイ「うん・・どう考えても間に合いそうにない
4キャラの試練 王家 週討伐 黄昏 ピラミッド」
セイ「アップデートが木曜日だかあらなぁ・・・
その前は時間あったのに・・・」
セイ「とりあえず4キャラ試練だけは終わらせよう・・・」
フルベールからフレチャがセイに
セイ「なによフル?フレチャしてこなでって言ったじゃない?」
フル「相変わらずだな お前?
普通 速攻でストーリーするもんだろ?」
セイ「うるさい いろいろと準備があるのよ」
フル「あの日と 同じこと言わせてもらうわ
そんなことしてて楽しいか?
セイ「・・・・・・・・」
フル「その沈黙が物語ってるな?」
セイ「いつの間にかさ・・こんな生き方しかできなくなっててさ
だからって積み上げてきたものを 0にしたくないの」
フル「不器用な女だな?キャラデリしかけたんだって過去に?」
セイ「誰から聞いた?」
フル「レニから」
セイ「・・・おしゃべりだな・・あいつ」
フル「あまり自分を追い込むなよな?」
セイ「フル!すぐ私のリアル家まで来なさい!」
フル「・・・なんで?」
セイ「私が仮眠とってる間に私のキャラ育てるの
手伝いなさい!?」
フル「それって女の子の家に招待されてるって言うの?
わ~お セイって けっこう大胆♪
しかも話の内容から泊まり込みでするの?
横で女の子が寝てるのに理性 保てる自信ねえな俺」
セイ「まあ・・しかたないか・・私って かなり美人だし」
フル「・・・リアルで会ったことねえから
美人か わからないけどな
もしかしたら男かもしれないし」
セイ「安心しろ 私はネカマではない」
フル「悪いけど自分で決めて突き進んだ道だ
最後まで 突っ走れよ
そして疲れたらキャラデリなんて考えないで
みんなの所に遊びに行ってリフレッシュしろ」
フル「あと それなりの妥協も必要だからな?
無理すんじゃねえぞ?」
セイ「あら どうしたのフル?いつもより優しくない?」
フル「俺は いつでも優しいよ じゃあな」
そして週末
セイ「・・・全部できなかったけど
せっかくの新ストーリーだし楽しむか」
セイ「レニが言ってたな
さあ行こう君と見つけた未来へ
セイ「・・・よくもま 恥ずかしげもなく
フリーコメント書けるなレニ」
セイ「私も行くか 新たな物語に」