グレンハム王国 王宮庭園 深夜
ラフィス「(何をするつもりだクルーゼ!)」
クルーゼの恐ろしいスピードの突進に
ラフィスの月影は突破された!
クルーゼ「・・・・」
回想
ガルゼン「そうだクルーゼ!もっとだ!
お前の内にある獣を すべて出してみろ!?」
戦いを終え
スバーシア「そんなに人を傷つけたいか!
そんなに人を捨て獣になりたいのか!?」
回想 終了
ラフィス「だが読めている!」
クルーゼに横に刀を なぎはらった!
ラフィス「なに!」
クルーゼのスピードが止まった!
それゆえラフィスの なぎはらいを回避!
ラフィス「あの勢いの速度を0にしただと!?」
ルダ「振り切った攻撃のせいで
ラフィスは今 無防備だぞガティレイア!?」
回想
クルーゼ「・・・申し訳ない」
エジュール「父は ガルゼンは幸せだと言ってました
己の力のすべてを出して戦い合える
最高な獣と究極の戦いができたと」
エジュール「だけど僕にはわかりませんね
父は もう介護しなければならないほど
身体に障害が残りました
あなたのせいで
回想 終了
クルーゼ「・・・・・・・・・
スピードを0にしたクルーゼが
トップスピードに!
ラフィス「そこからハイスピードにできるのか!」
無防備のラフィスの懐に!
回想
ディア「戦うこと すなわち誰かを傷つけること
最大な悲しみを回避するために
最少な悲しみを残す それが戦士だ」
ディア「それを否定するのであれば
君は戦士にならないほうがいい
回想 終了
クルーゼ!ラフィスの身体に刀を 振り切った!
ラフィス「・・・・・・」
ルダ「これは決定打だ これで倒れない人間など いない!」
なぜだ!?
ルダ「え」
ラフィス「なぜ私を斬らなかったクルーゼ!?」
ルダ「斬ってないだと!?」
クルーゼ「・・・・・・」
ラフィス「戦場で情けをかけられることが
死をも勝る屈辱だと知っててやったかクルーゼ!?」
・・・もう・・やめよう
ラフィス「何を言い出す!?」
クルーゼ「俺は過去に獣になり親友の父親と戦闘した
俺は その者に勝利したが
その者は日常生活も 一人でできないほど
ダメージを与えてしまった」
クルーゼ「俺は・・その過ちを
もう繰り返したくない・・・」
ラフィス「・・・」
クルーゼ「ラフィス?俺自身が 真の王者かは
わからない だが真の王者とは
真の王者とはたった一人の仲間の死でさえも
泣いてしまう王
そして あまさを超越した先に
ある物を手に入れる王のことだよ
ラフィス「その ある物とは?」
クルーゼ「・・・・
悲しみを0にする手段さ
ラフィス「(アキと同じことを言う)
そんな物があってたまるか!?」
クルーゼ「だから創るんだよ あまさは愚かさ
だけど その愚かを越え
その先にある物を探した者はいない!」
クルーゼ「ラグガイアとルナフェクトは
その先に たどり着けと言った
だから俺は そこを目指す!」
ラフィス「そこに たどり着くために
私を斬らない あまさを貫いたか?」
クルーゼ「”作者”に 操られてないんだろラフィス?
もう充分 戦った
この戦争は これで終わりにしよう?」
ラフィス「私は お前に負けた
後は勝者が決めるがいい」
ドクン!
ラフィス「なに!」
獣になることを選べ
このような最高な相手 二度と戦えんぞ?
ラフィス「フェルク!」
ルダ「何を言ってるんだラフィス?」
クルーゼ「まさか!」
ラフィスの中のウォーリア フェルクが
ラフィスの身体を徐々に支配する!!
ラフィス「貴様あああ!」
ルダ「・・・誰だ・・こいつは」
ラフィスはフェルクに身体を奪われた!
クルーゼ「フェルクか・・第1の大戦
エンド・ワールドを引き起こした首脳者