お願いガティレイア
私と一緒に逃げて
宇宙 旗艦 ヴァリトス
ガティ「・・・ルダ?」
ルダ「言ったよねガティ?運命は変えられるって
こんなバカらしい物なんて背負わなくていい」
ルダ「10憶の同胞の命や
60憶の命を殺戮し星を奪うなんて
これが運命だとしたらブチ壊せばいい」
運命さえ変えてしまえ
ルダ「だから・・私と一緒に逃げよう?」
ガティ「ルダ?
どこに逃げればいい?
ルダ「え?」
ガティ「作戦行動中に逃亡したら
俺はベルバルドに追われる身になる
軍人だからな
そしてフェイルアムにも帰れない」
ガティ「ルダだって同様だ
俺たちは・・・
逃げる場所すらないんだ
ルダ「・・・そんな」
ガティ「と言うわけでエルダー?コッツオ?
今の話は聞かなかったことにしてくれるかな?」
ルダ「・・・あ」
ルダは ようやく
自分たちのした会話が
危険な物だと気づいた
エルダー「自分は総司令殿を敬愛しています
自分は何も聞いてません」
コッツオ「自分も同じであります」
総司令殿!?
ガティ「どうしたヒュルム?」
ヒュルム「0時の方向に・・人だと・・・
こいつは! ”コスモウィズ”を装備していない!」
ガティ「装備してないだと
生身の身体で宇宙に存在しているのか!?」
貴方たちに話があります
第3人類?
ガティ「なんだ・・脳にダイレクトに伝わる
声のような物は・・・」
話があります
総司令官をだしなさい
デッルソ「総司令!行ってはダメです
コスモウィズなしに宇宙に存在する者ですよ!?」
ガティ「あり得ないよな ありえない」
ガティ「わからない物に恐怖を抱くのが人間だ」
ガティ「光信号で伝えろ?」
嫌だと言ったら?
???「・・・・」
貴方たちの艦隊を この場で沈めます
デッルソ「たった一人で8隻の艦隊と
4000の兵士を沈めるだと!」
ガティ「わからない物に恐怖を抱くのが人
だが わかってしまえば何も怖くない」
ガティ「デッルソ?コスモウィズを用意しろ?」
デッルソ「奴の申し出を受けるのですが!?」
ガティ「そうしないと本当に
俺たちを沈めるかもしれんしな」
ガティ「護衛はルダだけで十分だ
奴と話をしてみよう」
2番艦 ガルクゼイ
艦長 メイマス
メイマス「総司令・・あのような得体の知れんやつと・・・
いつでも戦争を起こせる準備をしろ!?」
6番艦 ハルーク
艦長 ファイダ
ファイダ「わからない物をわかろうとするか
実に総司令らしい」
宇宙
コスモウィズを装備し
その者との接触する
???「護衛を連れてくるなんて
私は信用されてないのかな?」
ガティ「艦隊を沈めると脅してきた者を
構えるなって方が難しい」
???「たしかにね」
???「あらあら ずいぶん かわいい護衛さんね」
ルダ「私を愚弄するか?」
???「見て思ったことを口にしたまでよ?」
ガティ「それで?話とは?」
???「私は・・・
ラクシュマリ・レムナント
この世界を救おうと足掻く者