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思い出の星巡り

レニィアーゼ

[レニィアーゼ]

キャラID
: ME080-280
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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レニィアーゼの冒険日誌

2019-10-12 01:44:08.0 2019-10-12 02:02:05.0テーマ:その他

正しさと正しさ



       リトルが形になってきたな



リトル・フェイルアム

ルダ「軍事拠点と言うより大きな農村」

ガティ「食べないと生きていけないからな
    後にフェイルアムから援軍が来ても
    フェイルアムからルガスタまで
    大型艦の食料備蓄庫が底を尽くんだ」

ガティ「宇宙で補給できるところはない
    ルイジェネウスも
    協力してくれるとは限らない」

ガティ「それにホープの奇跡も
    まだ続いてる
    敵に見えない拠点は大きな武器だ」

ヒュルム「つまり この拠点は
     援軍頼みの拠点であると?」

ガティ「その前に少しばかり仕掛けるけどな」

コッツォ「やっと俺たちの計画が動きだしますね」



        気に入らねえ



ガティ「まだ このやり方に不満かベアヌ?」



        ベアヌは どこかへ行ってしまう



ガティ「最後まで腹割って話すしかないか」

ルダ「ガティでは無理です
   真っ向から意見が割れてますので」



         5年前



リトル・フェイルアム建設地

ベアヌ「ここに拠点を創るだと!?」

ベアヌ「そんなことやってるヒマねえだろ!
    あと20年もすればフェイルアムは滅びる!
    短期決戦で第2人類の代表国を滅ぼせばいい!」

ガティ「たった800の兵士で何ができる?」

ベアヌ「戦いは数じゃねえんだよ!
    戦略と情報と士気と想いを操れば
    800でも最強な軍を創れる!」

ガティ「戦争をしかけて全滅すれば
    俺たちは何も得る物がないまま
    この世と お別れだ」

ガティ「ここに拠点を創っておけば
    後に続く同胞の足掛かりに」



       俺たちが全滅すると思っているのか!?



ガティ「・・・




       それも視野に入れている




ベアヌ「ガティ!」

ヒュルム「抑えてくださいベアヌ!
     ガティは万が一と言いました!」

ルダ「・・・



       どちらも正しい

       その正しい2つが ぶつかりあっている

       ガティの万が一 私たちが全滅した時

       後に続く第3人類がルガスタを攻める時

       拠点があれば とても助かる話だ


      だが私たちの母星フェイルアムは

      もって20年で滅びる

      ベアヌが第2人類に短期決戦を

      挑みたくなるのは わかる

 
           だが・・・



ルダ「世の中に絶対はない」

ベアヌ「あ!?」

ルダ「必ず成功する 必ず失敗する
   そんなことやってみないと
   誰だってわからない」

ルダ「だから私は少しでも
   可能性が高い選択をしたい」

ルダ「今を生きる私たちのために
   後に続く同胞たちのために
   この地に拠点を創ることに賛同します」

ヒュルム「申し訳ありませんベアヌ
     私もガティに賛同します」

コッツォ「俺もです」

メイマス「私もであります」

ベアヌ「・・・く」



          回想 終了



ベアヌ「・・・あいつらめ」


        誰もベアヌが

        間違ってるとは言ってませんよ


ベアヌ「どこから沸いてでた!?」

ルダ「私は”フル・ロスト”ですよ?
   気配を消し目標に近づくことは
   容易な事です」

ベアヌ「・・・なんで・・気配を消す必要が 
    あったんだ?」

ルダ「もしかしたらベアヌの意見が
   正解だったかもしれません」

ベアヌ「なに?」

ルダ「ルガスタの代表国 グレンハム王国は
   内部分裂を起こしていたそうです」

ベアヌ「じゃあ俺の言った通りにしてれば!?」

ルダ「グレンハム王国を滅ぼし
   ルガスタを奪えたかもしれません でも



      正解なんて誰にもわかりません



ベアヌ「・・・たしかに」

ルダ「・・・



      正解なんて誰にもわからない

      だから少しでも正解だと

      思える選択をするしかないのです







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