レニィアーゼの冒険日誌

　　　　　　　　ルダあああああああ！


グレンハム王国　郊外


　　　　　　　アキの斬撃を受け倒れたルダ

　　　　　　　ガティの悲痛な叫びが辺りをつつむ

　　　　　　　倒れたルダに駆け込み体を支えるガティ

　　　　　　　　
ガティ「ルダあああ！？」


　　　　　　　　ルダはガティに微笑み声を発した



　　　　　　　　　　　生きてね　ガティレイア



ガティ「冗談だろ・・変なこと言うなよルダ！？」

ベアヌ「このガキ！よくもルダを！」


　　　　　　　　あ・・あああ・あああああ！！


アキ「人を・・斬ってしまった・・・
　　　こんなはずじゃなかったのに
　　　人を・・斬ってしまった・・・」

メアリー「アキ！？」


　　　　　　　メアリーの体から微かな光を発する



ジアスタ「なに！」


　　　　　　　　その微かな光がアズベスをつつむ


アズベス「・・・あれ・・動けるぞ」

メアリー「退くわよアズベス！？」

アズベス「なぜだ！
　　　　　あとは　この　じじい二人倒せば！」

メアリー「アキが壊れる！いいから退くわよ！？」

アズベス「ち！」


　　　　　　　　　アズベスはアキをかかえ

　　　　　　　　　メアリーと共に退いて行く



ジアスタ「メアリーがベリングの魔法を解いただと！」

ガティ「・・・」

ベアヌ「呆けているな！俺たちも退くぞガティ！？」


　　　　　　　　ガティはルダをかかえ

　　　　　　　　ベアヌと共にグレンハム王国の脱出をはかる

　　　　　　　　グレンハム城下町　城門近くの馬車屋に

　　　　　　　　金を投げつけ馬車を奪い門から出て行く



　　　　　　　　　　　　草原に出たガティたち



ガティ「急いでくれベアヌ！
　　　　早くルダを軍医に診てもらわないと！？」

ベアヌ「だがリトル・フェイルアムまでは遠いぞ
　　　　なに！前方に人だと！？」


　　　　　　　　前方の仮面の男は抜刀した！


ベアヌ「あいつ！敵か！？」


　　　　　　　　仮面の男はソニックウェーブを

　　　　　　　　ガティたちに向け放った！！


ガティ「左にきれ！」

ベアヌ「ちい！」


　　　　　　　　　ガティの気転でソニックウェーブは避けるが

　　　　　　　　　馬車のスピードは止まった


ベアヌ「なにしやがる！？」

仮面の男「こうしなければ止まらなかっただろ？」

ガティ「なんのつもりだ！？」


　　　　　　その仮面の男

　　　　　　何かのつつみをガティに渡した


ガティ「これは？」

仮面の男「そこに記した地図と
　　　　　その液体を　そこで会う者に渡せ
　　　　　今なら　まだ間に合う」

ベアヌ「何者だ　てめえ！？」

仮面の男「アキ・ベリングは



　　　　　　　　　斬るつもりはなかった


ガティ「なに！？」

仮面の男「早く行け！手遅れになるぞ！？」


　　　　　　　　ガティは疑いを抱きながらも

　　　　　　　　その者の言う通り地図に記された場所に向かう

　　　　　　　　リトル・フェイルアムは

　　　　　　　　ここからは　まだ遠い

　　　　　　　　ルダを救うには

　　　　　　　　この手段をとるしかなかった


仮面の男　改めディア


ディア「世話の焼ける男だ



　　　　　　　　アキ・”ルナフェクト”よ



記された地点

ラブ「ディアの言っていた急患ね」

ガティ「ルダを助けてください！」

ラブ「ディア　奇跡なる光まで持ち出して
　　　よっぽどアキの罪を消したいのね」

ラブ「その患者を横にさせて手術をおこなうわ」


　　　　　　　　手術室から出されたガティとベアヌ



ガティ「・・・」

ベアヌ「ガティ？１つだけ聞かせてくれ



　　　　　　　お前の命は　お前だけの物か？