レニィアーゼの冒険日誌

　　　　　この先に　どんな絶望が待っていても

　　　　　俺は足掻き続けてやる


第３人類　空中要塞バハメクト

ガティ「ヒュルム！コッツォ！それぞれ１万を率い
　　　　バハメクト前方の哨戒に出ろ！
　　　　第２人類の些細な動きも随時　俺に伝えろ！？」

ヒュルム
コッツォ「了解しました！」


ベルバルド「どうするつもりだ？」

ガティ「・・・」

ガティ「・・・生き残りたいやつは黙ってろ？」

ベルバルド「言われても仕方がない
　　　　　　私はお前に背負わせ過ぎた
　　　　　　恨みたければ好きなだけ恨んでくれ」




グレンハム王国　夜


　　　　　　　これをエンド・ワールドクラスの

　　　　　　　危険度とみなす！


　　　　グレンハム王国の招集された将兵は

　　　　この言葉に戦慄した！


レオン「我等からすべてを奪うために第３人類が侵攻してくる
　　　　だが私たちは討たれるわけにはいかない！


　　　　　　　この我らが愛するルガスタを

　　　　　　　この星で生まれ　この星で育ち

　　　　　　　当たり前のように

　　　　　　　生きることの　すばらしさを感じてきた



　　　　　　　　　その当たり前が奪われようとしている



　　　　　　　我等が討たれたらすべてが奪われる

　　　　　　　
　　　　　　　　これから育ってくる子供たちに

　　　　　　　　これから産まれてくる赤ん坊たちに


　　　　　　　この星は生きる価値がある

　　　　　　　そんな世界なんだと伝え託したい


　　　　　　　　　そして今を生きる私たちには


　　　　　　　　守りたい者が多く存在する

　　　　　　　　
　　　　　　　　星と世界と愛する者と守りたい場所

　　　　　　　　奪われるわけにはいかない

　　　　　　　　奪われることがあってはならない



　　　　　　　　　　これは　そのための戦争だ！！





レオン「守ろう！



　　　　　　我等の愛すべき　この世界と人々を！？




グレンハム王国　１０万の精鋭
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！」



レオン「ルガート！？」

ルガート「はっ！」

レオン「フェルク騎士団のすべてを任せる！
　　　　好きなように戦ってくれ？」

ルガート「なんという命令だ？レオン大将軍？？」

レオン「それだけ信じているのだ　お前にしか言わん」

ルガート「了解した！」


ルガート「ベルーリエ！サージェン！ラセック！
　　　　　空に行くぞ！？
　　　　　第３人類の第１波に備える！！」

ベルーリエ
サージェン
ラセック「はっ！」



　　　　　　　フェルク騎士団３万のクアーバ軍は


　　　　　　　空へと飛び立った！



レオン「・・・」





　　　　　　　　　お前の時代は終わったのか？






レオン「イザルトか？」

イザルト「良い後進が育ってきたな
　　　　　後はルガート達に任せるか？」

レオン「彼らが良く育ってくれたのも
　　　　イザルトは無能とは何かを
　　　　教えてくれたおかげだ」

レオン「無能である恐怖と愚かしさを教えられるのは
　　　　無能であるイザルトにしかできない」

イザルト「そのためにルガートやクロウリ素質のある者を
　　　　　俺の部下としてガンガン送ってきやがる
　　　　　そのうち　この世界の希望
　　　　　騎士と魔女も俺に　よこすのか？」

レオン「そうだな
　　　　アキ　アズベス　メアリーにも
　　　　教えてやってくれ？」

イザルト「なら　この戦争
　　　　　まだ死ぬわけにはいかんな」

イザルト「レオン？無能を演じるのにも疲れた



　　　　　　　そろそろ本気になってもいいか？




レオン「どうするつもりだ？」

イザルト「グレンハム王国の５万の大軍を
　　　　　俺に率いさせろ？」






リリィ魔導士団クアーバ隊１万　空

リリィ「まったく訓練生まで引っ張り出すのは
　　　　どうなのかしらねレオン？
　　　　いくら素質があるからって
　　　　戦場に放り込むなんて　
　　　　才能があっても　まだ目覚めていないのよ？」

リリィ「まあ仕方ないか
　　　　エンド・ワールドクラスの危険度と
　　　　言っちゃったもんね」

リリィ「ミユ　サムス　ブルギス？
　　　　ついてきなさい
　　　　大戦を知るには最高の戦場だから

リリィ「でも・・・



　　　　　　　生き残らないと意味ないけどね