殺し合ってた第2人類と第3人類が
手を組むことになろうとわな
第3人類 空中要塞 バハメクト
ガティ「だが それはセクトプリオンの恐怖を
どちらも知っているからこそ
成しえた物だ」
ガティ「逆に言えばセクトプリオンを倒したあと
また互いに殺し合う戦争になる」
そうなのか?
ガティ「俺達はルガスタを奪わなければ
滅びを ただ待つだけだ
生き残るにはルガスタを奪わなければ」
アキ「ありがとうなガティレイア?」
メアリー「何を言っているのアキ?」
アキ「セクトプリオンを倒すために
遠いフェイルアムから
フル・ロストという最強な軍隊を
率いて来てくれて」
ガティ「・・・」
アズベス「こいつはルガスタの星を
恐慌に陥れたんだぞ!?」
アキ「・・・
恐慌程度で済んで良かった
アズベス「何を言ってるんだよ!?」
アキ「セクトプリオンが現れる
それは世界の終焉を意味する
気まぐれに滅びをもたらす神話の軍隊だからな
それは真の絶望を意味する
第3人類が真の絶望を
恐慌で覆い隠してくれた
アキ「まだルガスタに生きる人類は
真の絶望が見えていない」
アキ「ありがとうなガティレイア?」
ガティ「人々が絶望するくらいなら
恐怖で絶望を覆い隠せばいいか」
アキ「ガティレイア?
セクトプリオンを退けられたら」
俺がラフィスに
第3人類が ルガスタの星に
移住できるよう進言するよ
ルダ「可能なのか!?」
ガティ「人々の希望
人類をアワテイルへと導くウォーリアか」
アキ「そう だからラフィスは俺の言う事を無視できない」
ガティ「・・・
運命は気まぐれだ
ガティ「絶望しかなかったんだけどな
そんなことを言われたら希望を見たくなるじゃないか」
アキ「運命なんて変えてしまえ
そう言って戦ってきたんだろ?」
ガティ「信じていいんだな?」
アキ「やってみなくちゃわからない
この世界に絶対はないのだからな」
ガティ「ずいぶんと現実的な物の考え方だな?」
アキ「できるかどうかわからないことに
絶対できるなんて言うやつ信用できるか?」
ガティ「できないな」
ガティ「ベルバルド?以後の指揮を頼む
私は第2人類と共に
セクトプリオンを倒しに行く」
ベルバルド「頼んだぞガティレイア」
ガティ「ルダ?共に行くぞ お前の力が必要だ」
グレンハム王国
伝令兵「ルガート隊 そして第3人類の軍
セクトプリオンに迫っています!」
ラフィス「私も戦場に」
レオン「自重ねがいます
この星の王が失われれば世界は混乱します」
レオン「私も出るしかない クロウリ カルセ?」
クロウリ「準備できています」
カルセ「”ルペンス”を使った
人工的に作られたウォーリアの部隊
ルペンス兵
感覚のステータスを大きくした」
レオン「だが500名ばかりの部隊か」
カルセ「フェルク騎士団よりも実力では上を行く」
レオン「それを活かすも殺すも使う人間次第か
プレッシャーをかけてくれる」
カルセ「プレッシャーと無縁のレオンが
何を言ってくれちゃってるの?」
レオン「出るぞ カルセ クロウリ?」
空 夜
アキ「ルガートの部隊か
前線は戦闘状態に入ったか」
ガティ「ルガスタの精鋭フェルク騎士団と
フェイルアムの精鋭フル・ロストが
手を組んだんだ
セクトプリオンにも対抗できるかもしれない」
ルダ「セクトプリオン
気まぐれに絶望を振りまく白銀の竜騎士」
メアリー「それでも覚悟を決めて戦わないと
ただ滅ぼされるなんてごめんだわ」
アズベス「なら足掻くしかない」
アキ「共に行こう この困難を乗り越えた時
運命を変えられる瞬間に出会えるだろう