今を大切に生きて想いを背負っている者は
こんなにも強いのか!
高度 1万m 空 夜
クルーゼ「貴様!?」
力の限りルダは叫んだ!
ルダ「セクトプリオンは引きつける
ガティレイア!
ガティレイア隊
ガティ「このまま突っ込む!」
セクト「竜騎士隊!迫っている悪魔を落とせ!」
500の火炎球がガティに迫る!
セクト「なに!」
ガティはアキから放たれた
月色の球体につつまれた!
ゲルメイ「火炎球を受付んだと!」
ガティ「セクト!」
セクト「来たか!」
アキ「ガティレイア!お前は悪魔なんかじゃない!
皆のすべての想いを背負っている英雄だ!」
アキ「重くても苦しくても想われることは幸せなんだ!」
アキ「皆が想っている 皆が待っている!
ここは終着点ではない!始まりなんだ!」
アキ「行け!ガティレイア!すべての想いを叶えて
終わらない強い想いで駆け抜けて行け
運命が悲しいなら すべてを受け止めて
今の俺にある想いのすべてを いま抱いて
この世界にブツけるんだ!
さあ ここから始めよう
アキ「運命さえも変えてしまえ!?」
ガティ「セクト!?」
ガティ!振り下ろしの一撃!
ガティの斬撃を受け止めたセクト
セクト「よく ここまで届いたなガティレイア!?」
ガティ「世界を玩具にするのは やめろ!?」
セクト「世界は玩具さ 元々 シウスに創られた物だ
どう扱おうがシウスの想いのままだ!」
ガティ「俺達は もう創造主の想いのままに生きない!
自分たちが正解だと思えた道を行く!?」
セクト「そこまでの想いがあるのなら私を倒して見せろ!?」
セクト「なに!月色の輝き!?」
ひとりで背負わせないからな
ガティ「アキか!
アキ「世界は尊い 世界は皆の想いでできている
この世界は作者の創った物ではない」
セクト「・・・お前たちまで作者を
シウスを否定するか!?」
セクト!魔弾球をアキとガティに放った!
セクト「目の前で消えただと!」
アキ「奇跡は ただ奇跡なんかじゃない
皆の想いが ここにある」
ガティ「これを俺たちは力にできる」
セクト「そんな まやかし!?」
セクト!大魔導球をアキとガティに放つ!
アキ
ガティ「・・・」
セクト「これも・・月色の輝きの中に消えていく・・・」
セクト「貴様らは何者だ!?」
アキ
ガティ「・・・
みんなの・・想いさ・・・
セクト「攻撃してくるだと!?」
アキとガティ 両手をセクトに向け
”奇跡の光”を放つ!
セクト「そんな物に当たったら!」
アキ「お前も もう苦しむな?」
ガティ「人は自由に生きられる
俺は それを知った そして
運命すらも変えられる!
セクト「・・・運命」
二人の創った奇跡の光がセクトに当たった!
セクト「・・・温かい・・なんだ・・これは
・・いや・・この温かさを私は知っている
これは・・私が本当に欲しかった物・・・」
ガティ「帰るんだ!呪われる前の君に!」
セクト「呪われる前の・・私だと・・・」
バハメクト 第3人類 空中要塞
メイマス「第2人類もセクトプリオンも
イカヅチの射線に入りました!」
ベルバルド「あぁ・・・」
メイマス「撃つなら今です!」
そんなこと どうでもいい
ベルバルド「なんだろうな 温かい
人の想いの光なのか・・・
こんな物を見せられたら
イカヅチを撃てなくなった」
ベルバルド「彼らに任せよう すべてを」
ならば使わせてもらう
ベルバルド「誰だ!?」
ガティ達
セクト「呪われる前の私か・・・
だが それを呪いと呼ぶのなら
私は呪われたままでいい」
ガティ「セクト!?」
セクトは急に動き出した!
アキ「なんだ あれは!」
ガティ達とセクトプリオンに
イカヅチが放たれた!
ガティ「セクト!?」
セクトは前面にガード魔法を展開し
何者かが放ったイカヅチを防いだ!
セクト「・・・く」
ガティ「セクト!?」
セクト「・・・この程度なら・・死なん」
まだ お前たちの本当の敵が
居るみたいだな・・・