私たちは似ているな 似ている
だが似ているだけだ お前とは
ザファイドアーク 南部
ハリス「悲しみの色が違う!」
ルダの右後方 左後方から刀が出現!
ルダに襲い掛かった!!
ルダ「くっ!」
クルーゼ「ルダ!?」
ルダは振り向かず刀を背に回し
ハリスの攻撃を防ぐ!
ルダ「なに!?」
その隙にハリスはルダとの間合いを詰め
斬りかかる!
ルダ「振り下ろしの斬撃か!」
それを防いだルダ!
つばぜり合いになる!!
ハリス「”ロンソ”は初見のはずだが よく防ぐ?」
ルダ「それが お前の最大な武器か!?」
ハリス「そうだ 私には
どの距離からも どの方位からも
刀を出現させ攻撃ができる!
ハリス!距離を取り後方に下がる
その間合いを詰めようとハリスに突進!
誘いだルダ!?
ルダ「なに!?」
突進するのをやめた
もしルダが間合いを詰めに動いてたら
ハリス「ロンソによる両側面からの刀の攻撃で
貴様を斬れていたかもしれないが」
ルダ「誘い込みの罠か
(この男 あまりにも戦い慣れている)」
ハリス「私は強くなるしかなかったんだよ
弟の無念を晴らすため
弟の命を奪ったフェルク騎士団を倒すため
人を捨て修羅になると誓った!
ルダ「くっ!」
ルダの後方 両側面
3方からハリスのロンソの攻撃!
クルーゼ「前に出るしかない!
アキ「そうしたら
ハリスの罠だがな
クルーゼ「え!}
3方からの斬撃を逃れるため
前に出たルダ!
だが そう動くと予想してたハリスは
刀を上段から振り下ろす!!
ハリス「(これで・・なに!?)」
ルダ!そのまま突進!?
ハリス「私の斬撃を恐れず突っ込んできたか!?」
振り下ろされたハリスの斬撃!
ルダはハリスの右後方に動き!
かわした!
ハリス「そこで前に出るという判断をしたか!」
ルダ「おい!クルーゼ!?
お前の言う通り動いたら死んでたぞ!?」
クルーゼ「・・・ごめん」
なぜだ!?
ルダ「え?}
ハリス「私の側面に動けたなら
がら空きの胴に斬撃を与えられたはずだ!?」
ハリス「なぜ そうしなかった!?」
ルダ「・・・」
クルーゼ「たしかにルダの技量なら それができる」
アキ「ルダ?俺の真似事はしなくていい?」
クルーゼ「真似事?」
アキ「それでも その想いを貫くのか??」
ハリス「・・・なにを・・言っている!」
ルダはガード魔法により
具現化した盾を出現させた
ハリス「守りに入るつもりか?しかも盾を持つなど
スピードを活かすには邪魔になるもの
なぜ そんな盾が必要になる!?」
クルーゼ「さっきの右側面をとれた
スピードと判断と技量
ルダには それがある」
クルーゼ「スピードで対抗すれば
ハリスを倒せるかもしれないのに」
クルーゼ「なのに それらを捨て盾を使うとは」
クルーゼ「アキ?”その想いを貫くのか?”
とは なんだ?」
ルダ「ハリス?
できるだけ受け止めたいんだよ お前の攻撃を」
ハリス「なんのつもりだ!?」
アキ「・・・
想いが斬撃に込められているのなら
それが正解か