最期かもしれない ゲジジェ・ハルスタン?
どう 終わらせたい?
ザファイドアーク南部
迫って来るアキ率いる5万の騎馬軍
ゲジジェ 騎馬軍 5万
ゲジジェ「ワトソ?
この5万の軍でセネアを守りつつ
本拠地に帰還しろ?」
ワトソ「まだ戦えます!」
ゲジジェ「背後からアキ軍が迫っている
5万の大軍では転進するのに隙ができ
その隙を逃すほどアキは あまくない」
ワトソ「ゲジジェ様は?」
ゲジジェ「最期に俺はセネアと お前たちを守りたい
俺が時間を作る その隙に退け!?」
ワトソ「・・・ゲジジェ様の・・最期の遺志であれば」
ワトソは退却するよう軍に声を発した!
・・・だが
ゲジジェ「お前ら??」
ゲジジェの私兵
オーリア ファント デルム
オーリア「500程の小回りが利く軍なら
転進しても問題ないでしょ?」
ファント「最期の その時まで 貴方に お仕えしたい」
ゲジジェ「相手は兵の数で言えば100倍の大軍だぞ?」
デルム「貴方と戦場を駆けられないなら
生きている価値など私たちにあるでしょうか?」
ゲジジェ「・・・勝手にしろ」
アキ騎馬軍が迫って来た!
ゲジジェ「奇跡の英雄!アキ・ルナフェクト!?
俺の最期の戦い!その目に焼き付けろ!?」
ゲジジェ
騎馬に乗り右手に刀を持ち
戦場を駆ける!
ゲジジェ軍から声が上がる!!
アキ「一騎駆けか!」
ゲジジェを先頭に
ゲジジェという人間に心酔した
500の騎馬軍がアキ軍に迫る!!
アキ「ゲジジェ軍の士気が!」
俺たちの士気を越えただと!?
ゲジジェ!アキ軍に突撃しアキ軍に穴を開ける!
そこに続いてゲジジェ軍 500が突撃した!
ルダ「ゲジジェの侵攻が止まらない!」
アキ「・・・ゲジジェ・ハルスタン」
ゲジジェ軍!さらにアキ軍 深くに侵攻!
ゲジジェ「そこに居たか!
奇跡の英雄!アキ・ルナフェクト!?」
ルダ「私と軍でゲジジェを!」
アキ「いや あの男に触れるな あいつは
俺がやる!
ゲジジェ!騎馬でアキに迫る!!
アキ!騎馬でゲジジェに迫る!
激突した!!
ゲジジェ「くっ!」
アキ「こいつ!」
激突時に共に馬が潰れた!
地に着地した両者!!
ゲジジェ「最高なエモノだな 奇跡の英雄よ?
お前を倒し この戦争を終わらせる!」
アキ「戦場で想いだけで動いているのか!?」
ゲジジェ「古来より 人を動かしてきた者は
想いに生きる人間たちの意思だ!!
ゲジジェ!アキに斬りかかりに行く!
アキ「その技は!」
ゲジジェの姿がブレるように見え
不規則なスピードでアキに迫った
ゲジジェ・ハルスタン!!
アキ「なぜゲジジェが!
クルーゼの ”ア・カーゼ”を使える!?
アキ「接近されただと!?」
アキの至近距離にゲジジェ!
ゲジジェ「・・・おわりだ!
奇跡の英雄!
ゲジジェはアキに斬りかかった!!
その斬撃がアキに当たりアキは後方に吹き飛ぶ!
その吹き飛んだアキをゲジジェは追った!
仰向けに倒れたアキにゲジジェが馬乗りになる!
刀の剣先をアキの のど元に立てた!
ゲジジェ「・・・
共に逝こうか?アキ・ルナフェクト??
アキ「・・・」
ゲジジェ「・・・
・・・おわる・・すべてが 終わる
奇跡の英雄を倒したとしても
ルダ「アキ!
ルダ!魔導銃を持った50の兵士で
ゲジジェを狙わせた!
ゲジジェ「・・・つぎに逝くのは俺だ
・・・これでいいさ
セネア・・お前を・・守れたよな?
ザファイドアーク南部
セネア「ゲジジェ!
・・・私を・・独りにするのかああ!