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思い出の星巡り

レニィアーゼ

[レニィアーゼ]

キャラID
: ME080-280
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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レニィアーゼの冒険日誌

2021-07-20 02:08:58.0 2021-07-20 02:12:50.0テーマ:その他

明日を間違えずに


      仇敵 カラヴェル・ヴィーナを追い詰めた

      私はカラヴェルの喉元に

      ナイフを突き刺すだけだった

  
        これで私の復讐は終わる

        だけど あなたは私に言った


         戻れなくなると


      愛してる人の元に皆の元に

      帰ることができなくなると


    この手で人を殺めれば

    それを追い目に感じて
 
    皆の場所に戻るのを拒むようになる

    
    そして私は独りになるのだと

    そう言って あなたは私の復讐を止めてくれた


メアリー「だから私は



        みんなの場所に帰れた



ザファイドアーク西部

エイリム「そんなことを覚えてたのか」

メアリー「あなたは私の恩人よ
     あなたが止めてくれなかったら
     私は独りになってたかもしれない」

メアリー「だから あなたも」


       ・・・どこに帰ればいい?


メアリー「・・・エイリム」


       天を仰ぎエイリムは言う


エイリム「僕には帰れる場所も待ってくれてる人もいない
     そんな存在は20年以上も前に失っている」

メアリー「・・・」

エイリム「いや・・帰れるのか・・・
     ここに居るフェルクマスターを討ち
     復讐を果たせば


          皆の居る空に


メアリー「そのフェルクマスターは
     あなたの村を虐殺した人では」

エイリム「フェルクマスターに変わりはない」


      エイリムの魔法で地が

      マグマになりかけている


メアリー「エイリム」

エイリム「・・・やっと・・帰れるよ

メアリー「・・・


       あなたは・・死なせない・・・


エイリム「メアリー!何をしている!?」

       
       メアリーはマグマになりかけている

       その地に歩を進めエイリムに歩いて行く


エイリム「やめろメアリー!
     君まで連れて行きたくない!」

メアリー「・・・どうして


         そう思うの?


エイリム「・・・え・・あ」

メアリー「私を・・・


        ・・・想ってくれてるの?


エイリム「・・・」


        歩を進めるメアリー


エイリム「来るな!火傷だけでは済まないぞ!」

メアリー「本当に・・・


         ・・・困った子ね


エイリム「・・・あ」


        メアリーはエイリムを抱きしめた


エイリム「・・・温かい」

メアリー「この温もりがほしかったんでしょ
     20年前に失った大切な人の温もり


      この熱をくれる人を求めてたんでしょ?


メアリー「あなたは まだやり直せる
     帰れる場所も待ってくれている人も
     これから作ればいい

 
       行き先を間違えなければ

       幸せな未来は明日を積み重ねた先にある


メアリー「あなたは幸せになるべきだわ」

エイリム「・・・僕が・・幸せに」

メアリー「・・・


       明日を間違えなければいい

       私が導いてあげる


エイリム「・・・メアリー」

     
       マグマになりかけてた地が止まる


           エイリム!?

 
       エイリムを呼ぶ声

       単騎で駆けてたエイリム

       遅れてやってきたエイリムの軍3万


     エイリムの副官 ザルド


ザルド「エイリムを どうする気だ!」

メアリー「約束します エイリムは死なせない」

エイリム「・・・メアリー」

ザルド「敵軍に捕縛されればエイリムには死しか!」

メアリー「エイリムが”エタシュ”に帰れば
     またエタシュに復讐心を利用される」
     エイリムは私が保護します」

ザルド「その言葉 違えたら どうなるかわかるな?」

メアリー「その時は私を殺しに来なさい」

ザルド「・・・そこまでの覚悟か」


      エイリム軍3万は退いて行った


クルーゼ「気丈な女だなメアリー
     アキと うまくいったら鬼嫁になりそうだ」

メアリー「・・・誰が鬼嫁ですって?」

クルーゼ「(・・・マジでなりそう)」

エイリム「・・・僕には


       ・・・お母さんに・・思える


クルーゼ「お母さんだって!?」

エイリム「・・・僕に


       温もりをくれるんだもん

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