最初からウォーリアだったけど?
ザファイドアーク東部
ミカの攻撃をくらい倒れたウェイバー
ウェイ「観察者とは?」
ミカ「勝手に そう思ってくれてありがとう」
ウェイ「観察者にチェンジしたから
私のヴァーデのステータスを
見えていたのではないのか?」
ウェイ「観察者だから私のハイスピードにも
対応できていたのではないのか?」
ウェイ「観察者だったからウォーリアほどの
パワーは なかったはず」
ミカ「私が最近つきあってる軍隊わかる?」
ウェイ「・・・フェルク騎士団か」
ミカ「スピードを主体に戦う騎士団
そればかり見て来たから
眼が速いスピードに慣れちゃった」
ウェイ「私のヴァーデの力のステータスの変動を
見えていたのは?」
ミカ「見えていたわけじゃない」
ウェイ「なら なぜだ!?」
ミカ「・・・どうせさ
スピードが速い時は
パワーを犠牲にしてるんでしょ?」
ウェイ「・・・」
・・・言葉もないウェイバー
ミカ「パワーがある時はスピードを犠牲にしている
もっとステータスを いじるのを
複雑にした方がいい
誰にだって わかる
ウェイ「・・・所詮 私は この程度の」
ミカ「ガルシェヴァーデに師事してみれば?」
ウェイ「ヴァーデ4本柱
1年前の第3人類 空中要塞
バハメクト・ヴォームで敵だったな」
ミカ「まだ第3人類と共に居るはずよ」
ウェイ「また敵になるかもしれない私に
慈悲深いじゃないか?」
ウェイバーが負けたか
ミカ「リシェルね?」
アス「ウェイバーが負けたんだから
おとなしく降伏して?」
リシェル「なぜ?私はウェイバーほどの
戦闘能力があるのに?」
ミカ「戦うと言うのね?」
リシェル「世界を救うために退けないわ」
リシェルは刀を抜いた
リシェル「相手はミカちゃんでいいのかな?」
アス「私が!?」
ミカ「下がっててアス?」
アス「連戦は きついでしょ?」
ミカ「これは
私の想いの戦いだから
リシェル「ならミカちゃん 相手になってもらうわ」
リシェル!ミカに突進!!
ミカ「くる!」
だが失速したリシェル
リシェル「どういうこと」
リシェルの足元に魔導弾が放たれていた
リシェル「戦いを邪魔するなんて良い趣味してるわね
スナイパーは姿をさらしたら おわり
次弾の発射角を計算すればいい」
魔導弾がリシェルに迫った!
リシェル「・・・どういうこと発射角が
空からですって!
見上げると雲一つない青空
リシェル「・・・どこに」
ミカ「いったい誰が」
それ以上の戦闘行為は やめた方が良い
リシェル「誰かな?」
私が誰かを答えてあげるほど
優しいスナイパーじゃないの
でも優しい方ね
気づかれてなかったんだから
当てれば良かったのにね
リシェル「(・・・たしかに)」
ウェイバーも負傷してるんだから
彼を連れて このまま後退するのを
お勧めする
ウェイバーを抱えての撤退も難しいし
さらに戦闘は もっと厳しいでしょう?
退きなさい?
3人を相手に戦うの?
リシェル「・・・く」
立ち上がったウェイバー
リシェル「ウェイバー?」
ウェイ「私たちの負けだ 今は退こう だが」
ウェイ「アキを真なるヒトにするのを
あきらめたわけじゃない」
ウェイバーとリシェルは退いて行った
ミカ「・・・アス・・私って間違ってるのかな?」
アス「・・・」
ミカ「エタシュから人間を守る現実的手段
アキを真なるヒトにさせる」
ミカ「アキに そうなってほしくなくて
実力をもって反対するのって・・やっぱり」
正解なんて誰にも わからない
アス「その手段しかないわけじゃないし
想いに素直になればいいよ
ミカ「・・・」
ミカ「ありがとうアス」
ミカ「で?優しいスナイパーさんは どちら様?」
私が誰だか わからないの?