どうして私が・・・
お前を殺さなきゃいけない・・・
ザファイドアーク北東部
アズベス「リムル?」
リムル「・・・
殺す方も つらいんだぞ!
アズベス「・・・リムル」
リムル「ハァハァハァ・・・」
ジェイク「察してやれと言いたいが」
アズベスを見るジェイク
ジェイク「お前も・・不器用そうな顔してるな?」
アズベス「・・・それってどんな顔か教えてくれないか?」
死んで悲しむ者が居る限り
その者に死は許されていない
アズベス「なぜラドゥムが その言葉を?」
ラドゥム「お前の父 レオンが よく言っていた」
どんな悪党でも想っている人は居る
結局 人は人を想って生きている
想われてる人間が死を選ぶな?
アズベス「・・・」
アズベス「俺が誰に想われてると?」
ラドゥム「その言葉を遺し
メアリーは死を選んでもいいのか?
アズベス「ダメだ!」
ラドゥム「お前が死を選ぼうとして”ダメだ”と
叫ぶ人間も居るんだよ?」
ラドゥム「死を選ぶな?
想ってくれる人の笑顔が消える」
アズベス「・・・
・・・わかったよラドゥム
ザファイドアーク中央部
「西部 南部 東部 北東部からの
”エタシュ”と思われる攻撃を防ぎました」
レオン「当然だ」
「ですが
・サムス軍はアキに乗っ取られ
ルダも共闘
ゲジジェ軍を破り保護
・ミユ・アストも独断で東部に移動
・西部もクルーゼが
第3人類とフェルク騎士団の軍を
独断で まとめ西部の構えに
・クルーゼに そうするように促したのがメアリー
さらにメアリーは西部の敵軍の将
エイリム・クラシスを捕縛ではなく保護
・北東部のテルモア国の軍は
アズベスの交渉により
せんめつ可能なテルモア国に退却を許してます
レオン「・・・」
「ど・・・独断行為のオンパレードです」
レオン「・・・私の立てた作戦に・・不満でもあるのか!」
ラフィス「結果 敵の第1波を退かせることに成功
しずまれ レオン将軍?」
レオン「・・・ゆるさん!軍法会議で裁きを!!」
ラフィス「彼らの代わりになる人物が居ない」
レオン「・・・」
ラフィス「何も言えないな」
レオン「なら ”リーヴァオーバ”を使い
フィスカ山の時のように!」
・・・てめぇだったのか?
レオン「え?」
ラフィス「フィスカ山に遊びに行ってた私たちに
リーヴァオーバを使い
私たちに直撃させたな!?」
レオン「当たっても無傷な空気弾ですが?」
ラフィス「山の頂上から 吹っ飛ばされて
無傷なわけねぇだろお!?」
レオン「だいたい ラフィス王も!
エンド・ワールド戦後復興期に
王が遊びに行きたいなどと問題では!?」
リリィ「・・・もう しずまりなさい
ラフィス王もレオン大将軍も?」
レオン
ラフィス「こいつが いけない!・・・・!!」
まるで何かが大爆発したような音がした!
たじろぐ王と大将軍!!
レオン
ラフィス「・・・」
リリィ「しずまりましたか?
天使のような笑顔で
ブチ切れてるリリィ
彼らは恐怖するしかなかった・・・
マイ「・・・」
マイ「・・・あの?」
レオン「心配には 及びませんマイ殿?」
マイ「(・・・心配してると思われちゃった)」
ラフィス「敵の第2波は来るか?」
レオン「我々の”供給”が終われば
”恐ろしい何かをする”
エタシュは そう思っている」
レオン「第2波は来ます
だが急かされている軍は策にはめやすい」
ラフィス「我らが有利と言っても
敵は100万を越える大軍団かもしれんが」
「北にエタシュの軍が出現!率いるは
バルサファイ・クロフォード!!
レオン「行ってはなりませんぞラフィス王?」
だが そこにラフィスの姿はなかった
レオン「これだから私は気の休まる時がない」
レオン「イザルト!ルモニア!
軍を率いラフィス王を止めろ!?」
レオン「ラフィス王
どうしても決着をつけたいか
バルサファイ・クロフォードと