レニィアーゼの冒険日誌

　　　　　　
　　　　　　人って　なんで生きるんだろうな


ザファイドアーク北部

バルサ「愛する者を失った
　　　　こんなにも苦しいのに
　　　　こんなにも悲しいのに

　　　
　　　　　　　なんで人って死ぬんだ？


　　　　　その想いを周りの者は　ただ聞いている


バルサ「悲しい事や苦しい事の方が多いのに


　　　　　　なんで　そんな想いまでして
　　　　　　生きなきゃいけない・・・


バルサ「私も・・はやくリーザの元に行きたい」

ラフィス「リーザは最期になんと？」

バルサ「生きて・・・


　　　　　　　幸せになってほしいと


バルサ「そんなのリーザが居ないとムリなのに」


　　　　　　最愛な人の”二度目の別れ”


ラフィス「生きると言うことは罰に似ている
　　　　　悲しみと苦しみ
　　　　　それに耐えられなくなって
　　　　　たまに喜びと幸せに中和される」

ラフィス「人生とは　それが繰り返されるだけだ」

　　　　　　バルサファイは思う

　　　　　　そんな答えにたどり着いてるのなら

　　　　　　きっと　この男も幸せを知らないのかもしれない


バルサ「まさか　お前も」

ラフィス「持論だ　異論しか認めん」


　　　　　　　　たった１００年だけだ


バルサ「アキか？」

アキ「生きて生きて　お前の見た物　聞いた事
　　　味わった経験を　すべて

　　　　
　　　　天国に居るリーザの土産話にすればいい
　　　　生きたすべてを伝えるために　お前は生きろ


アキ「きっとリーザも喜んでくれる」

ラフィス「バルサファイ　お前は”今はなにもない”だけだ」

バルサ「今は？」

ラフィス「いや　気づけばあるのかもな」

　
　　　　　　　気づいてくれないから困ってる


バルサ「ネッサ？」

ネッサ「死んだ方が楽だと言ってしまったが
　　　　本当は生きる事を選んでほしかった
　　　　俺たちが居ることを


　　　　　　バルサファイに近づき手を合わせる

ネッサ「俺だけじゃない
　　　　エルフィオナに帰れば
　　　　サーテルソもレティーナもファエリも」


　　　　　　　バルサファイ！


　　　　　後方から３人の女性が


サーテ「追いついた　なぜ死のうとしたんですか！？」

レティ「いい加減　気づいてくれませんか？
　　　　私たちが居ることを
　　　　気づかないから孤独になるんですよ？」

ファエリ「貴方が死んだら悲しむ人も居る」

バルサ「・・・みんな」

ラフィス「・・・


　　　　　　　気づけば　そこにあるんだよ

　　　　　　　もう想いから目を　そむけるな


バルサ「・・・ラフィス」

ラフィス「もう　大丈夫か？」

バルサ「大丈夫なわけがない
　　　　でも　大丈夫にならないといけないんだ」

バルサ「私が幸せになれる未来は見えないが
　　　　リーザが願ってくれている　なら


　　　　　どんなことをしてでも幸せになってやる



　　　奇跡の英雄の起こした奇跡は

　　　仲間たちにも　それが見えていた



南部

サムス「月色の輝き」

レアット「半年振りか」


西部

クルーゼ「奇跡でも起こさないと
　　　　　やばい事態にでもなったのかアキ？」

メアリー「でもアキは奇跡を使えるから」


東部

ミカ「だから奇跡の英雄と呼ばれるのよアキ」

アス「いつ見ても幻想的で　きれい」

ミユ「チートなんじゃない？奇跡を使えるってさ」


北東部

アズベス「アキ？また誰のために
　　　　　どんな無理をしたんだよ
　　　　　お前は　いつだってそうだ」

中央部

レオン「私が背負ってやりたかった
　　　　アキだけに　その重さが」

リリィ「それを　みんなで背負いましょうレオン？」



さらに西部

？？？A「これが奇跡か
　　　　　確かにアキは私が創った者ではない」

？？？B[その奇跡でセクトプリオンは怯えています」

？？？C[だったら逃げますか？
　　　　創造主でも計画になかったことですし」

？？？A「せっかく　みんな
　　　　　お祭りを楽しんでいるんだ

　　　　　　僕も楽しまないと

　　　　　　僕だけ参加できないってずるいからね