レニィアーゼの冒険日誌

　　　　　　　恨むなら君の愛しい人を恨め

　　　　　　　この力を生んだのは僕ではない


ザファイドアーク　西部


　　　　　　何らかの攻撃を受けるアズベス！


アズベス「何をした！」


　　　　　　　さらに複数の攻撃を受けるアズベス！


　　　　　　　　　　動かないでアズべス！？


アズベス「メアリー？」

メアリー「・・・それは


　　　　　　　　”トラップ魔法”よ


アズベス「メアリーが
　　　　　この世界に創った魔法」

メアリー「動かなければ当たることはないけど・・・
　　　　　（それはアズベスの異質なスピードを殺す・・・）

シウス「”考える”という足枷の一手は　どうだ？
　　　　トラップ魔法を　かわすには考えるしかない
　　　　迷えば二手　三手にもなる」」

シウス「すでに君の周りには大量のトラップ魔法を創った」


　　　　　　シウスに接近しようと動いたクルーゼ！
　　
　　　　　　そこに支配の力が発動する！


クルーゼ「く・・」

アズベス「この圧は！」


　　　　　　　クルーゼ　アズベス！

　　　　　　　作者の支配の力で動けない！


シウス「さらに！」」


　　　　　　　シウス！支配の力を地面に　ぶつけ


　　　　　　　それが波紋のように広がった！


　　　　　　倒れて動けないグレンハム軍の精鋭も

　　　　　　さらに身動きすらできなくなった！


サーシェ「おのれ！」

レアット「作者め！」

メアリー「・・・


　　　　　　　　　・・・放心してるメアリー


シウス「やはりメアリーには支配の力が通じないか
　　　　僕の世界の外から　どうやって入って来た？」

メアリー「・・・知らないわよ・・そんなの」

シウス「意のままにならない存在　不愉快だな
　　　　僕の物語から消え去るがいい！」


　　　　　　メアリーに迫る作者の斬撃！


メアリー「・・・


　　　　　　何をしている
　　　　　　目の前でメアリーが死ぬのを見てるのか！


回想メアリー「動かないで！」


　　　　　　・・・動いたら死ぬかもしれないな
　　　　　　でも・・・


　　　　　　　　想いは・・止められないんだよ！


　　　　　　無数の爆音と共にメアリーに接近する者！


シウス「僕の支配から動けただと！？」

メアリー「アズベス！動いたら貴方は！？」

アズベス「それでも！


　　　　　　・・・アズベス

　　　　　　　メアリーに迫る攻撃を身体を盾にした


アズベス「・・・」

メアリー「アズベス！バカ！なんてことを！？」

アズベス「・・・言っただろ？


　　　　　　　　　　何度でも君を助けると


メアリー「・・・アズベス」


　　　　　　　　　・・・　倒れるアズベス



シウス「愚か者が起こす奇跡は測り知れない
　　　　それこそ計算できるものではない
　　　　僕の支配を脱するとわね・・・
　　　　あり得ないことだ・・・
　　　　だが　それが何になる？
　　　　メアリーが死ぬのが延びただけだ」

シウス「さようならだ」


　　　　　　　メアリーに迫る作者の斬撃！


メアリー「・・・


　　　　　　　賢いって残酷・・誰よりも絶望が理解できる・・・

　　　　　　　バカだったら・・あきらめずに済んだかな・・・？


メアリーの横を月色の帯のような光が通る


メアリー「この光は」


　　　　　　　　　その光の帯がメアリーに迫る
　　　　　　
　　　　　　　　　作者の斬撃を防いだ！


　　　　　　　　月色の輝きが周囲に広がる！



サーシェ「この光は！」

レアット「動ける！動けるぞ！」

サムス「これが奇跡か！」


シウス「何の力だ！」


「・・・アズベス

　　　　　　
　　　　　　バカって　すごいな

　　　　　　それが絶対的な作者の支配から脱するとわ


クルーゼ「・・・ほめてるのか　それ？」

「俺にはできないことだから

クルーゼ「・・・それも　ほめてるのか？」

メアリー「・・・アキ」

　
　　　　　　　　　光の帯からアキが現れた


メアリー「アキ！アズベスが！？」

アキ「・・・


　　　　　　　　月色の光をアズベスに　まとわす


アキ「・・・命は大丈夫だ」

メアリー「・・・あぁ！・・あぁ！！」

アキ「アズベスが　かばってくれなかったら
　　　間に合わずにメアリーは死んでたかもしれない・・・」

　　　　
　　　　　　アキはワンピースに黒い長髪の人物
　　　　　　作者を見る


アキ「・・・ゆるせないな」

シウス「勝手に自爆しただけだろ？」

クルーゼ「・・・遅いじゃないかよ



　　　　　奇跡の英雄　アキ・ルナフェクト？」