お前 俺の弟だったんだな
宇宙 ルイジェネウス宙域
ミカ「・・・なぜ・・貴方が」
アキ「・・・
兄さんなのか?
アキ「貴方は
ガティレイア・ルドフォニー
ガティ「よう 弟くん?」
アキ「生きていたのか?」
ガティ「それは・・かわせ!」
テイルの連射魔導弾がアキたちに放たれる!!
アキ「くっ!」
ガティ「再会すらも邪魔してくる天使か」
ガティ「今は俺が何故ここに居るとか
後にしよう」
ガティ「7年半前を思い出せ
あの天使は第3人類 第2人類
グレンハム軍とセクトプリオンの精鋭
20万の将兵が力を合わせて
なんとか倒した敵だぞ」
ガティ「しかも7年半前の天使より強い
それを たった2人で」
2人ではなく3人だよ
アキ「ミカ?」
ガティ「危険だぜ?」
ミカ「私だって戦える」
アキ「ムリは するなよ?」
テイル「貴様らが束になったところで
本当の力を取り戻した私に勝てるとでも?」
アキ「やってみれば わかるんじゃないの?」
テイル「なら見せてみろ!”真なるヒト”の力を!」
アキ
ガティレイア月色の輝きに包まれる!
アキ「やはり兄さんも」
ガティ「奇跡が使えるみたいだな」
アキ「行こう 兄さん ミカ!」
ミカ「うん!」
ガティ「了解!」
3方に散開してテイルに迫る3人!
テイル「3つの敵か!」
テイルの砲門も3つに分かれる
近づかせないようアキたちに弾幕を張る!
アキ「テイルの攻撃も分散したか」
アキとガティの
連射魔導弾がテイルに放たれる!
アキ「ダメか!」
テイルの純白のヴェールが
攻撃をはじく!
ガティ「やっかいな物を!」
アキ「それでも!」
テイルに向い突っ込んだ
アキ「高威力魔導弾なら!だけど1発だけでは!」
ガティが高威力魔導弾を撃った!
アキ「なぜ!? だが 今なら!
ガティが撃って防御力の下がった場所に
アキも高威力魔導弾を重ねて撃った!
純白なヴェールが破壊された!
テイル「バカな こんなことが!」
ガティ「思考が共有されている・・・
アキ!お前 俺に何をした!?」
アキ「兄さんが ここに撃ってくれたらと思ったら
そうなって
想い想い合い想いを共有する
ミカ「真なるヒトの力だとでも!」
テイル「なるほど 戦闘には便利な能力だ」
アキ「戦うだけの力にするんじゃねえ!?」
テイルの弾幕がアキとガティに迫る!
アキ
ガティ「月色よ!」
月色の輝きが弾幕を防いだ!
アキ!テイルに突進!
”アキが突進するのを わかってたように”
ガティもテイルに突進した!
アキ
ガティ「弾幕が きつい!」
チェンジ!観察者!!
ミカの その力でテイルの砲門の位置を特定
そのデータを!
ミカ「・・・え」
ガティ「砲門の位置が わかるだと!」
アキ「・・・ミカと・・兄さんと俺の」
3人の思考が共有された!
アキ「ありがとうミカ
これなら弾幕も突破できる
兄さんもだろ!?」
ガティ「あぁ!!」
思考が重なった3人!
テイルの弾幕を突破しテイルの目の前!
アキ「どこに撃てばいいか!?」
ミカ
ガティ「わかってる!」
テイル「・・・バカな」
3人の高威力魔導弾が
テイルの胸ぐらに重なって撃ち
局所の破壊力が上昇
テイルのダメージ甚大!
”天使化”を維持できなくなったテイルは
人間の姿に戻された!
ガティ「想い想い合い想いを共有する」
アキ「思考まで共有できるなんて」
ミカ「これが・・真なるヒトの力・・・?」
聞け!次の進化に至ったヒトよ?
アキ「テイル?」
テイル「真なるヒトとわ
憎しみをも超越できるか?