ノートにペンで描けない
???場所
セクト「シウス?」
シウス「すべてではないが
まるで制限がかかったかのように
世界をペンで描けない・・・」
セクト「この月色の輝きが
そうさせているのでしょうか?」
シウス「・・・わからない」
シウス「こうなった以上
僕は”ノートの核”に行かないと
そこに行けば制限も きっと・・・」
シウス「ついて来てくれるか セクト?」
セクト「よろこんで」
宇宙 ???宙域
ずいぶんと あっさり負けてあげたわね?
テイル「・・・
ケイム・レムナントか?
ケイム「私の用意した天使も
すべての力を出さなかった
勝てたんでしょ?」
ケイム「何が目的?」
テイル「アキ・ルナフェクト
あれは”真なるヒト”だ
人の次の進化だ
いま それを潰せばヒトの可能性を殺す」
ケイム「どうなって行くか研究したいってこと?」
テイル「戦ってみれば わかる」
どこかに去って行くテイル
ケイム「だったら いや
どうしようかな
???場所
頼む・・頼むよ我が盟友・・・?
フェルク「”盾”が無くなった
もう お前が居なければ
ルガスタは私の物にならない」
盟友と呼ばれた者が目を覚ました
フェルク「一緒に戦ってくれるだろ?
1000年前のように」
宇宙 ルイジェネウス宙域
お別れなのか 兄さん?
ガティ「アキがルイジェネウス宙域で
奇跡を使えば また目を覚ますかもな」
ガティ「奇跡が存在する限り また会えるさ」
ガティ「ルダに言っておいてくれ
悪い虫と幸せになれと」
ミカ「本当は そんなこと望んでないくせに」
ガティ「それとアキ?
生きろ
ガティ「生きて生きて満足するまで生きて
最期 笑って死ね
アキ「そんな人生にしたいな」
ガティ「何かあったら奇跡を起こしてくれ
そうすれば俺が力になれるかもな」
ガティ「またなアキ?
待ってるんだろ?みんなが?」
アキ「あぁ ありがとう 兄さん」
アキとミカ
ルガスタに向けて去っていく
ガティ「・・・」
ガティ「伝えておくべきだったかな
アキの本当の名前
レディカ・マイロド
ガティ「お前から”兄さん”って呼ばれるの
心地よかったぜ
月色の光が消えて
ガティレイアも消えていった
ルガスタ ザファイドアーク中央部
レオン「月色の輝きが消えたか」
リリィ「作戦は成功かな?」
レオン「マイの言っていた通りになったな」
持ち帰ってあげたぜ
スバー「グレンハム軍の精鋭たちをな」
レオン「スバーシア・フォン・ラグガイア殿」
スバー「人材不足ってわけじゃないが
5人くらい引き抜いていいか?」
レオン「エジュール・フルベール殿と
トレードなら考えましょう」
スバー「そうきたか・・・
エジュールは重臣中の重臣なんだが」
エジュ「だったら昇進と昇給を願いたい」
クルーゼ「おい 空から何か来ないか?」
メアリー「きっとアキとミカね」
宇宙
ミカ「本当に そんなことするの
ひいい!」
ルガスタに向け大気圏を突破して
アキ「空か」
ルガスタ 空
アキ「月色よ」
その魔法が重力が ゆるやかに
ゆっくりと降下する
スカイダイビングのよう
ミカ「大気圏で燃え尽きると思ったよ」
アキ「コスモウィズ装備してれば
そうならないって知ってるだろ?」
ミカ「だからって心臓に悪いわ」
ミカ「世界が見える」
アキ「もう”作者”という
特殊な手段で
世界を管理できる者は居ないんだ」
アキ「真っ白なノートに
俺たちが記していかないとならない」
ミカ「ひとつ聞いていい?」
アキ「なにを?」
ミカ「これは
これは 始まりなの?
それとも 終わりなの?
アキ「さあ
どっちだったら うれしい?
ミカ「そんなの・・・」
ミカの左手をつかむアキ
ミカ「アキ?」
アキ「そんなの決まってるだろ?」
ミカ「そうだね♪」
次のステージへ
「奇跡と創造編 おわり」