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思い出の星巡り

レニィアーゼ

[レニィアーゼ]

キャラID
: ME080-280
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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写真コンテスト

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レニィアーゼの冒険日誌

2022-05-17 00:49:49.0 2022-05-17 00:57:10.0テーマ:その他

犠牲の上に立つ



      作者の軍
      まさか ほぼ人形だったとわな

ザファイドアーク中央部 グレンハム軍 本拠地

レオン「人形使い?
    あれほどの規模の人形を出現させることは?」

ジェイク「ひとりでも複数居てもムリです
     しかも動いてるように見えた
     グレンハム軍15万を包囲できる人形
     100万はあったかと」

スバー「欺かれても しかたない
    相手は作者なんだ
    ”ノートに軍を書く”だけなんだろ」

レオン「もう二度と敵として戦いたくない」

マイ「その人形もアキから発した
   奇跡なる光によって跡形もなくなりました」

レオン「もう作者は世界を いじれないのだな?」

マイ「そのはずです」

伝令兵「我が軍の戦死者は3124名です」

レオン「わかった 下がっていい」

スバー「どう感じている?
    それだけの数の戦死者を?」

レオン「どうとは?」

スバー「涙も流さないのか?」

レオン「・・・」

スバー「ルガスタの英雄?貴方も苦労する
    人の死に慣れ過ぎた」

スバー「私が初めて軍の指揮を執った時
    怖かったし仲間の死に怯えて泣いた」

スバー「作戦が失敗し多大な仲間を失う事もあった
    指揮官とは そういう恐怖とも戦っている」

スバー「突撃の命を下せば
    最前列に居たやつらから簡単に死んでいく」

スバー「奇跡の英雄が「誰も死ぬな」と言ってもな」

スバー「私たちは その者たちの犠牲に上に立っている
    そんな たいした人間か 私たちは?」

レオン「怖いと思っています
    誰かが死んでも涙を流さなくなった私に」

スバー「そのくらいの精神でないと
    人の上に立てないんだろうな」


アキたち

クルーゼ「帰ってきたな アキ ミカ?」

アキ「戻ったよ」

メアリー「すごいわね
     アキから発した奇跡なる光が
     ルガスタをつつみ
     きれいで幻想的で夢でも見てるのかと思った」

クルーゼ「そして作者の力は失われた」

ミカ「その作者は?」

クルーゼ「逃げられたよ」

ミカ「え?」

メアリー「ディアが自身から溢れ出す力を
     制御できないでね
     みんなで必死になって
     ディアを抑えたんだから」

アキ「おい 俺はディアが力を制御できるって言うから
   安心して作者の相手を任せて
   宇宙へ作戦を遂行しに行ったんだぜ」

アキ「じゃなかったら作者は強すぎるし
   みんなが危険に!」

メアリー「アキが そう感じてルガスタに残るだろうから
     ディアは そう言ったのかもね」

アキ「・・・あいつ」

クルーゼ「アキには宇宙で重要な仕事があっただろ?
     仲間のために残って戦ったら
     作戦も失敗する」

アキ「みんな 誰も死んでないよな?」

クルーゼ
メアリー「・・・」

アキ「なんだよ その反応・・まさか!」

メアリー「・・・アズベスが

       ・・・意識が戻らないのよ

アキ「・・・」

メアリー「・・・私のせいで

         涙を流すメアリー

メアリー「私を守るために・・・
     トラップ魔法の中を走ったから・・・」

アキ「・・・どこに居る! アズベスは どこに居る!?」

メアリー「ついて来て」

ミカ「アキの奇跡で どうにかならないの!?」

アキ「そんなに器用に奇跡を使えたら
   便利なんだけどな!」


軍 医療施設

      その場所で微動にしない
      アズベスの姿を見る

      全身が包帯で巻かれ
      意識はない

アキ「・・・アズベス」

メアリー「・・・アキ

         アズベスが帰って来なかったら
         ・・・どうしよう

      座り込み両手で顔を覆うメアリー

メアリー「私のせいで帰って来なかったら!」
     ・・・私は・・私は!」

アキ「・・・」

アキ「・・・アズベス


     バカが
     まるでミイラだな 滑稽に見えるぜ?



     

    
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