はい どちらさま
ドアを開けた
セネア「・・・え」
目の前に
白を基調に淡い桃色のワンピースを着た
金髪で碧眼の瞳
人間では少年とは言い切れず
青年と呼ぶには まだ早い男の子が居た
セネア「・・・
・・・かわいい!
ゲジジェ「セクト様が この子を」
セネア「セクト様の隠し子なの!?」
ゲジジェ「・・・予感通りのセリフだったわ」
セネア「私が一生懸命 育てるから ちょうだい!」
ゲジジェ「・・・だから」
町中にでた3人
セネア「セクト様が拾ってきたの!?」
ゲジジェ「そんで こいつの着替えないから
セクト様が服を買って来いと」
セネア「それはいいけど
この子 ワンピースで
町を連れまわすの?」
ゲジジェ「俺の服 着せようにも
サイズが合わないしな」
セネア「(・・・セクト様のワンピースも
サイズ合わないけど
ゲジジェの貸してあげればいいのに)」
セネア「にしても かわいい子 見つけたね
ねえ この子 私にくれない?」
ゲジジェ「俺に決定権ないけど
どうするつもりだよ?」
セネア「それは
あんなことや こんなこと
したいに決まってるじゃん!
・・・恐怖で震えるクルーゼ
ゲジジェ「怖がってるだろ
少しは包み隠した表現にしろよ」
セネア「これでも包んだ つもりだけど
もっと生々しく聞きたい?」
ゲジジェ「・・・ごめんなさい 俺が悪かったです」
セネア「早く まともな服を着せてあげましょう
私たちも さっきから・・・ね」
ワンピースを着た少年を
連れ回してる二人
セネア「・・・町の人の視線が痛いのよね」
ゲジジェ「・・・たしかに」
洋服店
シェス「ゲジジェにセネアか?
何かな?またセクトのお使い?」
クルーゼを見たシェス
ゲジジェ「この子に似合う 服を見繕って?」
シェス「良い趣味してるね いくらなら売る?」
クルーゼ「(・・・こんなやつばっかりだな)」
セネア「値段にしたら いくらくらいなの?}
ゲジジェ「・・・おい セネア?」
シェス「・・・
・・・億 いくんじゃないか
ゲジジェ
セネア「・・・え」
シェス「綺麗な金髪 宝石のような碧眼
やや幼さを残ってるのも高いポイントだし
セレブの金持ちが札束を出して買いそうな」
この子は 私の物です!
ゲジジェ「・・・だから お前のじゃないから
」
シェス「まあ バカ話は こんなとこで
私がコーデしていいのか
・・・やりがいがあるな」
9時間かかるから
一度 帰ってもいいぞ?
セネア「貴方 まさか!?」
シェス「・・・お前の想像と100%違うから:
町中
セネア「夜になるんですけど・・・」
ゲジジェ「時間を潰すには長すぎるよな」
9時間後
シェスのコーデで現れたクルーゼ
ゲジジェ「・・・マジか?」
セネア「へえ ステキね」
淡い緑を基調したロングコート
白いシャツと黒のズボン
ブラウンのブーツを履いている
シェス「これが筆者の表現の限界だ」
シェス「勉強するとなればイン率も激減するだろうし」
ゲジジェ
セネア「(・・・イン率って なに?)」
店を後にしセクトの家に
セクト宅
セクト「見違えたなクルーゼ
それにしても遅かったな」
ゲジジェ「シェスが妥協しなくてね」
クルーゼ「服を ありがとうございます」
セネア「で その子を どうするつもりセクト様?」
セクト「もう夜も遅いし私の家に泊めるか」
クルーゼ「・・・え」
セネア「なんですって!」
ゲジジェ「24時越えたか 帰るぞセネア?」
セネア「やだ!」
セネアの首根っこをつかんで
ずるずると引きづられ
セネア「セクト様 ずるい!」
という 声が遠くに聞こえた
消灯 用意された布団の中に
入るクルーゼ
クルーゼ「・・・」
ベッドの上で寝息をしてるセクト
クルーゼ「・・・こんな
・・・美人の人と同じ寝室
クルーゼ「・・・
・・・なんで こうなった?