レニィアーゼの冒険日誌

　　　　
　　　　　村が虐殺にあっている！


山の中

セクト「・・・虐殺・・だと？」

セネア「でも　バルサが居るのなら！」

セクト「・・・あいつに

　　　　　　　　・・・人を斬れるのか？


ギダバーグの村　夜

　　　　　騎士団だと　おぼしき部隊が
　　　　　村を駆けまわり

　　　　　民家や人や地は焼かれ
　　　　　村人たちは虐殺にあっている・・・

村人「なぜ　こんなことをする！？」

騎士「ギダバーグの民族は

　　　　　　　　生きてちゃいけないんだよ

　　　　　　・・・討たれる村人


村の入口

　　　　　騎士兵長　テーラ
　　　　　　　　　　ガウジアーサ

ガウジ「ここまでする必要があるのか！
　　　　相手は村人だぞ！？」

テーラ「王が決めたことだ　我等は従うしかない」

ガウジ「・・・どうして　こんなことに」

テーラ「迷うな？
　　　　いま戦う相手は世界を乱す害虫だ
　　　　突撃を行う！」

　　　　　テーラ　ガウジアーサ隊！
　　　　　騎馬軍と共に村に突っ込む！

テーラ「ガウジ！」

　　　　　　ガウジ！馬上で刀を抜き！
　　　　　　飛んできた何かを防ぐ！！

ガウジ「人が　ここまで飛んできて攻撃とは
　　　　気づかれなければ奇襲になっただろうが」

　　　　　　その人間ごと　はじいた！
　　　　　　後方に飛び着地したバルサ

バルサ「なぜ　こんなことをする！？」

ガウジ「・・・・それは私も聞きたい」

バルサ「言われれば従うしかできない飼い犬か！？」

ガウジ「・・・」

アズル
ジェイ「バルサ！？」

バルサ「アズル！ジェイ！村は！？」

アズル「・・・抵抗する力がないところは
　　　　・・・もう」

バルサ「・・・なんで

　　　　　　　なんで　こんなことを平気でできる！？

ガウジ「・・・くっ」

テーラ「迷うなと言った！ガウジ！？」

ジェイ「バルサ！リーザを助けに行け！」

アズル「彼女だけでも　そして　お前も逃げろ！？」

バルサ「そんなことしたら　お前らは！？」

アズル「死んでほしくないんだよ　リーザだけは」

ジェイ「あの子の笑顔を守るには
　　　　バルサが必要なんだよ？」

バルサ「・・・アズル・・ジェイ　すまない！」

　　　　　　　　村の最奥に駆けだしたバルサ！

テーラ「一人も逃がすな！追え！・・・なに！？」

　　　　　　　アズルの衝撃波で馬をやられたテーラ！

アズル「貴様らフェルク騎士団だな！
　　　　世界を救った英雄の騎士が虐殺とは
　　　　堕ちたものだな！？」

ジェイ「俺達は命尽きるまで貴様らに抗い続けるぞ！？」

ガウジ「こういう敵が１番　手強い！」

テーラ「何をしている騎馬軍！
　　　　相手は二人だ！数で　ひねり潰せ！」

　　　　　　騎馬軍がアズルとジェイに襲い掛かる！

アズル「もう一度　リーザの歌を聞きたかったな」

ジェイ「バルサは　どうでもいいけど
　　　　リーザだけは救いたいよな」

アズル「バルサが　かわいそー」

ジェイ「しゃあねえから逃げ切るまで
　　　　時間を稼ぐか」

　　　　　　アズル！ジェイ！刀を抜き！
　　　　　　騎馬軍に突っ込んでいった！

村の最奥

バルサ「どこに居る！リーザ！？」

　　　　　　　襲ってくるフェルク騎士団！

バルサ「そこを　どけえ！」

　　　　　　　バルサの駆けた場所は
　　　　　　　フェルク騎士の死体が転がる

バルサ「・・・

　　　　　　　リーザああああああ！！！

　　　　　　　　　　・・・バル？

バルサ「リーザ！？」

　　　　　　　　民家のドアを　蹴破る！

リーザ「・・・バル」

バルサ「生きててくれたか」

リーザ「・・・なんでだろうね
　　　　バルと結婚して　あんなに幸せだったのに
　　　　世界って簡単に変わっちゃうんだね」

バルサ「・・・リーザ？」

リーザ「・・・みんな

　　　　　　　　・・・死んじゃった

バルサ「・・・」

リーザ「・・・バル？　どうしたらいい？」

　　　　　　　　リーザの手をつかみ立たせた

バルサ「・・・リーザ

　　　　　　　　　生きるぞ

リーザ「・・・みんな・・死んじゃったんだよ？」

バルサ「・・・」

リーザ「・・・行くところも
　　　　・・・帰る場所もないんだよ？」

バルサ「・・・」

リーザ「・・・なんのために・・生きるの？」

　　　　　　　　リーザを強く抱きしめる！

リーザ「・・・バル？」

バルサ「・・・

　
　　　　　　　　俺のために生きろ！！