終わらせようか!?
洞窟 夜
バルサに迫るフェルク!
リーザ「・・・バルが
・・・死んじゃう
リーザ「(だって・・刀がないのよ・・・!)」
バルサ「うおおおおお!」
隠し持ってた魔導銃を構える!
フェルク「あまい!」
それが 一刀のもと斬り捨てられた!
フェルク「・・・斬られなよ・・僕に」
刀で斬り上げられる!
飛び散る血!
リーザ「バルうう!」
フェルク「わずかに上体を逸らし致命傷は避けたか
だが!わずかに延命しただけだ!!」
バルサに接近!
バルサ「くっ・・なに!?」
魔法で後方にある
”トキゴエ”の装置に飛ばされたバルサ!
バルサ「リーザ!何を!!
トキゴエが稼働している!?」
リーザ「・・・私の
女心を貫かせてね
リーザ「フェルクは私が止める!
未来へ逃げて!」
バルサ「なんてことしてくれたんだよ!
リーザあああ!?」
リーザに迫るフェルクを見る
リーザ「(・・・私が討たれたら・・バルは
・・・復讐するのかな
バルサ「リーザああ!?」
・・・それは・・嫌だな
リーザ「バル!」
愛しい人の名を呼び微笑むリーザ
リーザ「・・・バル?
・・・世界を・・優しくしてね
バルサ「・・・リーザから・・血が溢れ」
トキゴエが稼働 未来へ飛ばされる!
飛ばされてる最中
バルサ「・・・
惜しいな 力を求めれば
もっと強くなれただろうに
バルサ「・・・俺は・・なんで力を求めなかった!!」
まだ わからないのか?
力なくて嘆く者の気持ちが
バルサ「俺に・・もっと 力があれば!
リーザを守れたのに!!」
バルサ「・・・
ちきしょううおおおおおおお!!
洞窟
リーザ「・・・血が
でも 痛くない・・なんで?」
間に合ったかなリーザ?
リーザ「・・・え」
リーザを かばったクルーゼ!
フェルクの斬撃で斬られ血が溢れる!
リーザ「クルーゼ君!なんで君が!?」
クルーゼ「・・・いま・・君を救うから」
溢れる血 よろめくクルーゼ
・・・本当
フェルク「・・・本当・・なぜ人は誰かのために死ねる?
・・・吐き気がするよ」
フェルク「・・・そんなに死にたいか?
・・・死んじゃえよ!少年!!」
クルーゼに刀を振り下ろす!!
リーザ「やめてえええ!?」
放たれる魔導弾!
それがフェルクの刀に当たり
攻撃が止まった!
「クルーゼちゃん!」
リーザ「セネア!?」
クルーゼの傍に駆け寄るセネア!
セネア「・・・うそ・・こんなに血が
これじゃ・・助からな・・・」
クルーゼ「・・・セネア・・リーザを頼むよ?
僕には もう・・ムリだからさ」
セネア「・・・な・・に 言ってるの?
そんな・・遺言みたいなのやめて・・・」
・・・貴方が・・死んだら
セネア「クルーゼちゃん!?」
リーザ「・・・緑色の・・輝き?」
セネア「・・・え」
気づくまで放置していようとしたが
死なれたら困る
セネア「・・・誰の・・声?」
力を解き放て!
クルーゼ・”ラグガイア!?”
セネア「・・・クルーゼ・ラグガイア?」
リーザ「・・・出血が止まった!」
緑色の輝きをまとい立ち上がるクルーゼ
右手を伸ばした
そこに出現した剣をつかむ!
クルーゼ「・・・
フェルク・ザン・ゼネス!!
クルーゼ「・・・ゆるせないな
後ずさるフェルク!
フェルク「なぜだ!
僕が怯えている!そんなはずわない!?」
フェルク!クルーゼに斬撃!!
フェルク「!!!!}
クルーゼの左拳がカウンターになり殴る!
フェルク「・・・な・・何者だ 貴様!?」
クルーゼ「・・・
・・・痛みを知れ
セネア「・・・クルーゼ・・貴方」
セネア「・・・
・・・”ウォーリア”?