我々が呼び出されたのは?
ヴェイア城 王宮
作者こと
シウス・ノト・ビリオン
シウス「1000年後のことだ」
セクト「(・・・たしか)」
ゲルメイ「エンド・ワールドを起こすのだな?」
シウス「その必要がなくなった」
セクト「え?」
シウス「勝手にエンド・ワールドが起きる
世界の終焉に舞い降りる天使
エンドによってな」
ゲルメイ「伝承にあった あれか」
シウス「人を見定めるのには絶好の機会だ
好ましくなっているのなら助けてあげるがいい」
セクト「教えてはくれないのですね?」
シウス「どうなるかは わかってるが
それを教えてしまっては物語はつまらない
君たちで気づいてほしい」
セクト
ゲルメイ「了解しました」
シウス「・・・」
シウス「・・・うぁあああうううがあ!」
セクト「どうした シウス?」
シウス「・・・
僕の言葉に割り込むなああ!!
ゲルメイ「おい!?」
シウス「・・・」
シウス「・・・すまない なんでもない」
セクト「なんでもなくは感じませんでしたが?」
シウス「少し出かける 留守を頼む」
出て行くシウス
セクト「シウスが あんなこと
過去にあったか?」
ゲルメイ「さあ?
覚えて居られる記憶の範囲外には
あったのかもしれんが」
セクト「エタシュのような事を言う」
ゲルメイ「・・・エタシュだ」
セクト「私には 口やかましく
護衛を作れと言っておいて
一人で出かけたか?」
ゲルメイ「作者に必要とは思えんがな」
セクト「護衛の事で思い出した」
回想
ゲルメイ「対象を守るだけが護衛の務めではない」
セクト「他に何が?」
ゲルメイ「もう わかってるのではないか?」
回想 終了
セクト「どういう意味で言ったのか
教えてもらおうか?」
ゲルメイ「心も守れと言う事だ」
セクト「・・・余計わからなくなった」
ヴェイア城下町
シウス「・・・」
シウス「(あいつめ・・悪戯にも程があるぞ)」
一人で お出かけか?
シウスの背後から銃を構える者
シウス「護衛を付けた方が良かったかな?」
「必要ないんだろ?」
「教えろ?
この物語は いつまで続く?」
シウス「聞いて どうする?」
「答えろ」
シウス「ひらめきが続く限りだが?」
「終わりはないと?」
シウス「買い被られては困る」
「・・・いつまで
いつまで
描いて育てて殺す世界を続ける!?
シウス「なるほど
そんなにエンド・ワールドを止めたいか?
デージュ・アダリグス?
デージュ「なぜ 俺の名を?」
シウス「この世界を創ったのは僕だ
そこに生きる人々もね
重要なキャラは頭に入ってる」
デージュ「俺の望みは ひとつだ これ以上」
シウス「エンド・ワールドを起こすなと?
その役割は僕から外れてると言うか
最初から僕が起こしたわけではない
デージュ「なに!?」
シウス「行動を起こすと言うのなら容赦しない」
そう言い立ち去るシウス
デージュ「・・・」
作者の あの言葉
どういうことでしょう
これでは・・・
なんのために私たちは・・・
デージュ「うろたえるな?
惑いの言葉かもしれん
だが お前にも動いてもらうぞアスト?」
ヴェイア城 図書館
ゲジジェ「すごい数の本を重ねてどうした?」
調べものに躍起になるクルーゼ
クルーゼ「探しても書いてない」
ゲジジェ「ここにある本を全部読んだとでも?」
クルーゼ「10万3012冊あったけど
どこにも」
ゲジジェ「(・・・マジで全部?)」
クルーゼ「ゲジジェが知ってるなら教えてほしい
何度もエンド・ワールドが起きてるのに
なぜ 人間が滅びてないのかを