レニィアーゼの冒険日誌

　　　　　君たちは仲が良いんだな

街道までの道

アスト「うん！２０億年のつきあいだからね！！」

クルーゼ「変に思われるだろ！」

ガウジ「なるほど

　　　　　　ウオーリアみたいな事を言う

アスト「・・・」

アスト「・・・知ってるとは思わなかった」

ガウジ「そうか？
　　　　全滅戦争前は
　　　　こんな会話が日常だったんじゃないか？
　　　　世界はウォーリアで溢れてたみたいだしな」

アスト「・・・」

ガウジ「警戒しなくていい
　　　　だが知られたくないのなら
　　　　それらしい発言はしない方が良い」

アスト「・・・なぜ　知ってる？」

ガウジ「ウォーリアと
　　　　つきあっていたからな」

クルーゼ「元フェルク騎士団って事は
　　　　　レイリア達とも？」

ガウジ「仲が良かったよ
　　　　フェルク騎士団を抜けたから
　　　　私は裏切者かもしれないが」

アスト「レイリアが　ウォーリアが
　　　　何か意味深な発言してなかった？」

ガウジ「聞こえてしまった言葉を言うと

　　　　　　　デージュ・アダリグスより
　　　　　　　先に手にれるとな

アスト「・・・」

ガウジ「何をかわ知らんが」

アスト「・・・

　　　　　　・・・そういう事か

クルーゼ「アスト？」

アスト「う～うん　なんでもない」

アスト「・・・

　　　　　（始まりの剣を手に入れて何をするの？
　　　　　　受け止める生贄なんて無いでしょレイリア？

　　　　　　・・・まさかノートを犠牲にするの！？

　　　　　　・・・それなら手に入る・・手に入るけど

　　　　　　・・・

　　　　　　・・・貴方は止めなければならない人だ
　　　　　　力を手に入れて恐怖を感じないの？
　　　　　　そういう存在は力を間違って使う

　　　　　　・・・デージュとは　ちがう！）

　　　　　　　　　　　アスト？
　　　　　
　　　　　（・・・僕が止める・・刺し違えてでも）

　　　　　　　　　　　　アスト？

　　　　　（それが・・ヴァルシを継いだ者の宿命なら！）


　　　　　　　　　　　　アスト！！

アスト「！！！！」

クルーゼ「・・・」

クルーゼ「そんな驚いた顔して
　　　　　どうしたんだよ？｝

アスト「・・・え」

クルーゼ「何があったか　何をするか
　　　　　知らないけど

　　　　　　　　お前だけが背負わなくていい

アスト「・・・クルーゼ？」

クルーゼ「いつか俺に守られたいんだろ？
　　　　　守ってやる

　　　　　　重いのなら俺も背負ってやる

　　　　　お前が　ずっと俺を守ってくれたように
　　　　　俺も　お前を守ってやる

アスト「・・・」

クルーゼ「そのくらいの事させてくれ」

アスト「・・・」

アスト「・・・君さ
　　　　そんな言葉を恥ずかしげもなく言う？」

クルーゼ「え」

アスト「・・・自覚なしか」

アスト「・・・そこまで言うなら僕を守って」


　　　　　　　そう言うことは
　　　　　　　誰も見てないところでやった方が良い


クルーゼ
アスト「はぅ！」

ガウジ「どの顔して　
　　　　そんな言葉を私は聞いてればいい？」

クルーゼ
アスト「・・・失礼しました」

ガウジ「まあ　仲が良くて何よりだ」

クルーゼ「（怒られちゃったな）」

アスト「（でも・・うれしかったよ）」

クルーゼ「（え？）」

　　　　　　　　あれ　クルーゼだよね！？

セネア「何してたのよ！？」

ガウジ「知り合いか？」

クルーゼ「仲間です」

ゲジジェ「・・・

　　　　　　　刀に手をあてる

ガウジ「フェルク騎士団を抜けた
　　　　危害を与えるつもりはない」

ゲジジェ「・・・」

ゲジジェ「信じてやるか
　　　　　あの時　誰も殺してないしな」

クルーゼ「アストの言った通りか」

セネア「アスト？」

　　　　　　よかったね　仲間に会えて

アスト「じゃあ　僕は　これで」

クルーゼ「おい？
　　　　　一緒に居てくれるんじゃ？」

アスト「一緒に居てほしい？」

セネア「・・・なるほど」

クルーゼ「そういうのではない！」

アスト「・・・


　　　　　　・・・そういうのでも・・いいよ？


クルーゼ「・・・え」

アスト「フフ
　　　　君を困らせるのは楽しいね♪」


クルーゼ「・・・おい？」

アスト「やることがある　
　　　　どうせ　すぐ会えるよ」

　　　　　　　去って行くアスト

アスト「（・・・その時は

　　　　　　　長い腐れ縁の決着でもついてるのかな？