レニィアーゼの冒険日誌

　　　　　　あ～あ

「またベルトがゆるくなった
　そりゃそうか」

　　　　白米も小麦粉も食べなくなって
　　　　挙句の果てには
　　　　砂糖すら摂取しなくなった

　　　　食べる量も激減して
　　　　何もしてなかった人間が
　　　　１日３時間　運動するようになれば
　　　　嫌でも体重は落ちていくか

　　　　最近　野菜と果物しか食べてねぁな

「・・・なんというか」

　　　　ドラクエ　インしなくなったな

　　　　自分の美しさに気付いてから
　　　　街を歩くのが日課になったもんな

「今日は雨で街にも行けない
　久しぶりにインしてみるか」

　　　　　　　ログイン

「久しぶりアストルティアよ」

　　　　　てめえ！何してた！？

「・・・ログインと共に
　チャットが飛んでくる
　あいつしかいねえな」

「どうしたの？」

リア「どうしたじゃねえよ！
　　　なんで全然インしなかった！？」

「自分の美しさに気付いてから
　街に出るようになって」

リア「あ～・・そういうの
　　　自分で言うんだ」

リア「会わせたいフレさん居るから
　　　すぐ飛んで来い！」

　　　　　　　待ち合わせる

「こんにちわ
　君たちが最近リアのフレになった二人？」

ラナ「・・・」

ゼフィ「・・・」

リア「どうしたの二人とも？」

ラナ「おしゃれですね」

ゼフィ「マジで　おしゃれ」

「いやぁ　照れるな」

リア「騙されるな？
　　　こいつは無難な服を着てるだけだ」

ラナ「でも　そういう人　めずらしいて言うか
　　　ドラクエ〇な服　多いから」

リア「ラナ？
　　　現実のファッションと
　　　ファンタジーのファッションを
　　　混合するのやめようね？」

ラナ「あ　ごめんなさい
　　　挨拶が　まだでしたね」

ラナ「レイジー・クレイシア・ラナと言います」

ゼフィ「ゼフィ・クロスフィルです」

「俺はシェス・フィスカ・オリアです
　宜しくね　ラナにゼフィ？」

リア「私も一応　自己紹介しておくね
　　　リア・スペイレよ」

リア「そして　みんな
　　　ドラクエの名前６文字まで制限を
　　　完璧に無視して言うよね？」

シェス「長い名前つけれても
　　　　全然ありだと思うんだけどな」

ラナ「・・・」

ゼフィ「・・・」

リア「どうしたの二人とも？（２回目）」

ラナ「いえ　皆さん　おしゃれな名前だなって
　　　ドラクエ〇〇名前の人　それなりに居るので」

リア「ラナ？
　　　それドラクエに限らない
　　　あと　そう思っても言っちゃダメ」

ゼフィ「引退気味だったんですか？」

シェス「うん　自分の美しさに」

リア「モウイイ　ダマレ？」

リア「そんなに自信があるなら
　　　自分の写真　送ってこい」

シェス「え～　それ
　　　　顔出しで配信するようなものじゃん？」

リア「意味わかんねえし！」

リア「自分の美しさに気付いたばかりって
　　　あんた・・まさか十代とかじゃないよね？」

シェス「え？俺が十代だったら　どうする？
　　　　攻略しちゃう？攻略されちゃうの俺？
　　　　おっけーだよ　リアなら　無血開城で」

リア「本当　意味わかんねえな！？」

ラナ「・・・」

ゼフィ「・・・」

リア「どうしたの二人とも？（３回目）」

ラナ「リアさんて

　　　　　そんな感じの人だったんですね

ラナ「普段も砕けてますが
　　　今日は　いつもより砕けてると言うか」

ゼフィ「それがリアさんの素ですか？」

リア「・・・え」

シェス「リアは　いつも
　　　　こんな感じだよ？」

ラナ「・・・あ～」

ゼフィ「そういうことか」

ラナ「やることあるので帰ります」

ゼフィ「お邪魔しちゃ悪いし」

リア「あらぬ誤解するんじゃねえ！？」

　　　　　　　リアとシェスだけになった

シェス「どうしたんだろ？」

リア「・・・」

シェス「ところでリア？
　　　　・・・いてえ！なぜ　つねる！？」

リア「いいかいシェス君？
　　　これからはイン率　増やす事」

シェス「そうだね
　　　　リアが寂しがらない程度にはインするよ」

リア「寂しがってないし
　　　なでなでするな・・・」

リア「あと　その言葉守るには
　　　毎日インってことだけど？」

シェス「善処する」

　　　　　　じーーと　見つめるリア

シェス「・・・わかったよ毎日インするよ」

リア「よろしい」


　　　　　キッズタイムにね


　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　時間合わねえわ！
　　　　　　　　　　　　社会人なめんな！？