・・・一瞬・・いえ 一瞬を越えた
・・・あれは・・刹那だ
森の中
ミレ「・・・ヴァドに攻撃を当てた」
カプス「仕留めてしまえ」
クルーゼ「もう倒してもいいんですか?」
カプス「物足りないなら
そこに魔女も居る」
ミレ「・・・くっ」
クルーゼ「・・・
・・・使えと言うのか
刹那のスピードでヴァドに迫る!
ヴァド「!!!」
クルーゼ「・・・スピード究極系
刹那の鼓動!!
ヴァド「てめえ!?」
それは刹那のことだった
刹那のスピードで迫り
ヴァドの周囲から数十による
鼓動のような物が走る
それが打撃になって
ヴァドにダメージを!!
ミレ「ヴァド!?」
カプス「さすがだな
あれを かわすか
ミレ「え」
クルーゼ「・・・瞬時に かわされた」
刹那の鼓動に包まれる直前に
その攻撃から脱出した
クルーゼ「・・・せっかく手に入れた力が」
ヴァド「俺達は
どれだけのつきあいだと思ってる?
ダークスからの宿命
いや 記憶が正確に継がれていれば
俺達は
もっと長いつきあいだったのか?
どう思う ラグガイア?
クルーゼ「・・・」
ヴァド「記憶が正確に継がれていれば
この世界が誕生してからの
つきあいか?
46億年も そうしてれば
嫌でも見慣れてるんだよ
てめえの刹那のスピードには
ヴァド「おそらくミレもな」
ヴァド「その見慣れたスピードを
超えない限り
俺に攻撃を与えるのはムリだ」
カプス「クルーゼ?
刹那程度のスピードではダメだ
わかってるな?
クルーゼ「・・・使えと言うのか」
ヴァドに迫る!!
ヴァド「見慣れてるんだよ!
その程度のスピードにわな!!」
ヴァド「!!!!」
ヴァド「・・・」
ヴァド「俺の攻撃をかわすために
スピードを零にした」
刹那のスピードを
一瞬に零にできるのか!?
攻撃のモーションのクルーゼ
ヴァド「だが
スピードを零にすれば
てめえの武器は!?」
瞬時に刹那のスピード!
ヴァド!緊急防御体勢!
斬撃の音が鳴る!
カプス「それでも防いだか だが
次は斬れるだろ?
クルーゼ・ラグガイア?
クルーゼ「・・・」
ミレ「あんな動き過去に無い!」
クルーゼ「伎名は何にしましょうか?」
カプス「速度を自由にできる
”フリースピード”とも考えたが
腑に落ちない
”ア・カーゼ”では どうだ?
クルーゼ「おしゃれですね
どんな意味があるんですか?」
カプス「響きが良いだろ?」
クルーゼ「(・・・こんなんばっかだな
この世界)」
ヴァド「新しいラグガイアの技か・・・」
カプス「倒してしまえ」
クルーゼ!ア・カーゼを発動!
ヴァド「来る!!」
刹那のスピードで
または零のスピードを操り
幾度とア・カーゼを繰り返した!
カプス「それが結果か」
クルーゼ「・・・
・・・全部かわされた
クルーゼ「・・・あれだけスピードに
緩急をつけ零と刹那を操って
不規則を越えたスピードにしたのに」
ヴァド「すごいと思うぜ
風の化身ラグガイアにしかできない
だが
俺のウォーリアが
何かを知ってるか?
クルーゼ「・・・そうか」
カプス「どう動けばいいのか
教えてくれるんだったな」
ヴァド「俺が”何代目かのバードレ”か
知らんが
そういうことができる以上
何度
ア・カーゼを繰り返しても
当てることはできない
ゲジジェ「刹那の鼓動もア・カーゼも
通用しない」
クルーゼに近づくヴァド
恐怖するクルーゼ
ヴァド「てめえ わざと
クルーゼを絶望に追い込んで
何がしたい
カプス・ルプス?