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思い出の星巡り

レニィアーゼ

[レニィアーゼ]

キャラID
: ME080-280
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 130

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レニィアーゼの冒険日誌

2023-09-25 14:06:05.0 2023-09-25 14:14:56.0テーマ:その他

いつか たどりついたなら


  
  私は
  とある世界に存在した登場人物
  名前はありませんでした
  私は そこで描かれました

  ある時 物語の作者が
  自分の物語をバカにされたことで自暴自棄になり
  自分の作品を この物語を焼却しようとしました
  私たち物語の登場人物には
  それはエンド・ワールド
  私たちは消えゆく運命
  死を覚悟しました

  その時
  私を照らす光の中から手が差し伸べられ
  それを掴みました
  気が付けば
  地平線の彼方に夕日が沈みそうな
  空と雲だけが見える その空間で
  とある者に助けられました

  「君しか救えなかった すまない」
  悲しそうに その者は言いました
  名前を聞かれたので
  「そんな物ありません」と答えたら
  その者は「では 私が名付け親になっていいか?」
  そう提案してきました
  「リリア・・いや リーアにしよう
   セクト・リーアではどうだ?」
  「それが私の名前ですか?」
  「嫌か?」
  「いいえ」
  私は
  その時 セクト・リーアになりました

  あの人と暮らす内に気付きました
  よく 私を認めては
  名前をリーアではなくリリアと
  頻繁に間違えるのです
  名前は似てますが
  どうしても間違えてしまう
  そうでしょう
  本当はリリアと名付けたかったのだから
  私をリーアと名付けたのは
  貴女に罪悪を感じたからでしょう
  私と貴女 姿形 似てますよね?
  あの人は私にリリアさん
  貴女を重ねて見ていたのですから
  私は”代わり”でしかなかった
  あくまでも あの人は
  私にリリアを求めていたのだから

  でも 私は
  それでも かまわなかった
  あの人が望むなら
  私はリリアでも かまわない
  あえてリリアを演じてみようとも
  思いました
  でも ムリなんです
  私は貴女になれなかった

  上品で おしとやかで
  それはネコかぶってて
  本当の貴女は
  純粋で子供っぽくて
  そのギャップがおかしくて
  つい あの人は
  笑顔が零れてしまう
  私も そんな存在になりたかった

  私は
  クールで大人っぽくて
  ネコかぶれない
  上品で おしとやかになれるだろうが
  純粋で子供っぽくなれない
  あの人を笑顔にするギャップも無い

  貴女になろうと思えば思うほど
  貴女とのギャップがありすぎて
  あの人を悲しませてしまう
  
  どうすれば私は貴女になれるのですか?
  どうすれば
  リーアはリリアになれるのですか?
  どうすれば あの人は
  私を見てくれるのですか?
  その悲しみの年月が続きました

  本音を言いますリリアさん
  私は貴女を あの人に
  会わせたくありません
  貴女が あの人と会えば
  あの人は貴女しか見えなくなる
  それを私は誰よりも理解できるのです
  でも・・・

  ”カシェ”が貴女を狙っているのなら
  あの人の庇護を求めるべきです
  貴女は”そちら側の人間”だったのですね
  なぜ その存在が
  ”レイチェヴュアル”に?
  やはり”呼ぶことがきできる”のですね?
  ”あの人の物語”が破壊された今
  ”レイチェヴュアル”は
  ダイレクトに”カシェ”の視線を浴びてしまいます
  私が貴女を あの人の元に連れて行きます
  信じてほしい
  決して”カシェ”に
  売り渡すような事はしませんから

  なぜ あの時 私は
  冗談でも そんなことを
  意地悪そうな表情で
  言ってしまったのでしょう?
  なるほど


    そういうことだったのですね

  
  私は物語の登場人物
  ”存在であって” ”人ではない”
  なのに
  嫉妬と言う人のような感情を持つなんて
  私に偽りとはいえ愛を与えるから
  こうなるんだ
  
  1つだけ
  私が純粋で子供っぽくなれる
  方法があった


      愚かになればいい


  この感情に素直に従えば
  私は そうなれる
  あの人も私を見てくれて
  リーアはリリアになれるのかもしれない




マイタウン

「物語のミステリアス度が濃霧に
 なってる
 2つの物語は別物ではなかったの?」
「さあ?
 どっちだったら うれしい?」
「・・・物語の決め台詞」
「今の話は 今 書いてる物語の
 巨編5つ分 先の話だからね
 誰か


   私の頭の中で描いた世界を
   文字にしてくれないかな?

   精神障害がひどすぎて
   書くモチベーションが
   出てこない

   私は創ったすべての物語を
   この世界にのこせないと思う

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