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思い出の星巡り

レニィアーゼ

[レニィアーゼ]

キャラID
: ME080-280
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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レニィアーゼの冒険日誌

2024-07-11 21:58:40.0 テーマ:その他

精神障害者がプレイするドラクエ10 6


紹介するね
お母さんだよ

「・・・」

この時の僕は
子供の頃から寝たきりで
人と接して来れなかったため
目上の人の言葉使いとか礼儀が
なってなかった

「初めましてヴュアと申します」
「チェル?
 お母さんはヴュアさんと
 二人っきりで話があります」
「えー」

チェルの母と二人っきりになった

さて整理しよう
まず僕は9割強
よく思われていないだろう
小学生の子供を
昼から深夜3時まで
遊び連れて居る僕を
よく思ってるわけがない

苦言か
チェルと関わるなと言われるのが
妥当なところか

「なぜ小学生の子供に
 よくしてくださるのですか?」
「僕には大人も子供も
 関係ありませんので」
「なぜ ですか?」
「一人の人間に変わりないでしょ?」
「普通 大人は子供を嫌がります
 我がままだし考えが合わないし
 まともに つきあえないだの」
「わがままなところはありますが
 ダメな高校生より
 まともですよ」
「あの子が・・わがままを・・・」

少し間を置いて話し出した

「あの子が わがままを言うなんて
 私には そんなところ
 見せたことがありません
 貴方はチェルにとって
 わがままが言える
 あまえられる相手なのですね」
「そうなんでしょうかね?」
「あの子が
 どんな状態かご存じで?」

精神障害のことを言っているのか?

「私には1日中
 ゲームをやりたい口実に聞こえます
 医者からは そう診断されましたが
 普通じゃない 
 1日中 ゲームをやってるんですよ」

感情的になっているようだ

「昼まで寝てて ずっとゲームしてて
 深夜3時まで遊んでて
 昔は あんなんじゃなかったのに!!」


   昼まで寝てるのは
   処方された睡眠薬が
   強いせいでしょう

   深夜3時まで起きてるのは
   精神障害者にはあるのです
   睡眠障害になって不眠になるケースが


「そして
 1日中ゲームをしているのは


   今の精神障害の苦しみを
   ゲームの楽しさで ごまかして
   必死で耐えているんですよ


「・・・」
「僕も精神障害者です
 チェルさんの気持ちが
 よく わかります」
「・・・」
「いえ
 身近で僕が1番
 理解できる相手でしょう」
「ただ遊んでるだけでしょ!?」
「あなたが・・・


   親が1番
   理解してあげなくて
   どうするんですか!?


初対面の相手に
チェルの母親に
激昂していたと言っていい


「チェルは苦しんでいるんだよ!
 こんなの おかしいのは
 チェル本人が1番わかってるんだよ!
 でも しかたないじゃないか!
 どうすればいい!?
 苦しくても誰も わかってくれないでさ
 こんな身体で生きて行かなきゃ
 ならなくてさ!」
 僕くらいしか
 わかってあげられる相手が居なくてさ!?」

言葉がだんだん荒くなる

「本当は呪ってるんだよ
 こんな身体で産まれたことを!


   こんな身体で産んだ親を!


「チェルが本当に苦しんでいるのに
 親が わかってあげないで
 どうするんだよ!?」
「貴方に私の何がわかるのですか!?」
「チェルの事を
 わかってあげようとしたか!?」
「・・・」
「精神障害者にとって家族が
 理解してあげられるか どうかで
 苦しみの重さが違うんだよ!
 わかってあげないと
 最悪なケースが訪れるぞ!?」
「なんですか!
 最悪なケースって!?」
「・・・


      ・・・自殺することだよ






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