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思い出の星巡り

レニィアーゼ

[レニィアーゼ]

キャラID
: ME080-280
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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レニィアーゼの冒険日誌

2024-08-21 22:18:17.0 2024-08-22 00:06:53.0テーマ:その他

精神障害者がプレイするドラクエ10 12


昼からチェルの自宅に電話をかけ
チェルが家に泊まった事情を説明した

年頃の女の子を男の家に泊めたものだから
どんな非難を浴びようと覚悟していたが
あっさりと了承してくれた
「うちの子に何もしなかったのですか?」と
冗談まで明るく言ってきたくらいだ

こんな母親だったか?
ドラクエ内で会った時の印象とは
まったく違う


ヴュアの自宅

「お母さんなんて言ってた?」
「もっと
 厄介な事になると思ってたけど」
「あぁ お母さんヴュアの事
 信頼もしくは敬愛してるからね」
「え?」
「私と お母さんのために
 本気で怒ってくれたでしょ?
 そんな人 今まで居なかったから」
「普通 嫌われてそうな怒り方を
 したんだけどな・・・」
「あと お母さんド〇だから
 強く言われる事に弱いんだ」
「・・・どうでもいい情報
 ありがとうな
 さて 昼飯でも買いに行くか」

とりあえずチェルには
母の服を着てもらうことにした
チェルの服は洗濯機で洗っている
さすがに女性の服 下着を
僕が洗うわけいかないので
そこはチェルに任せるしかなかった

黒いワンピースにサンダル
ヴュアはジャージ姿で出かける

「障害基礎年金を
 残しておいて良かった」
「それって なに?」
「簡単に言えば
 国が こいつ支援しなきゃ
 やばいと認めた障害者に
 お金を送ってくれるの
 暮らしていくには
 不十分な金額だけど
 0よりは まったくマシだ」
「それって私も もらえる?」
「さあ?
 帰って調べてみような」

二人 並んでスーパーに
昼飯の買い出しに行く

「今日は昨日と真逆で
 だらしない恰好してるね?」

言ってすぐ失言だと気づいた
そう 身だしなみをしないんじゃない

「精神障害がひどすぎて
 自分で身だしなみすら
 できないからな
 言っただろ?
 リアルの僕を見て
 幻滅しないようにと」
「幻滅なんてしてないよ
 むしろ好ましく想う」

若い美少女に
そんな事 言われたら
悪い気分にはならなかった

自宅に帰って来た
これだけで1日分の体力を
使ったんじゃないかってくらい
疲弊した
僕たち精神障害者は
いつも こうだ

チェルには悪いが
無添加の調理してある
野菜料理と煮魚で
我慢してもらった

一緒に食事をとる
誰も居ない家でチェルと
二人っきりで
まるで二人で生活しているかのようだ

せっかくだからと今日はチェルは
夜まで遊びに居るようだ
夜には親が車で迎えに
来ていただくことになっている

「精神障害者なのに
 きれいな部屋だね」

部屋を片付ける体力すらない
そんな精神障害者も居るだろう
僕の場合 母が毎日 掃除してくれる
おかげで
いかがわしい物が1つとして
所持できない

女の子が僕の部屋に来ることは
生涯ないと思っていたので
そういう物が1つも無いのは
助かった

チェルは
「面白い物が隠してあると
 思ったのに~」と
フテくされている
このイタズラっ子め

「ねえ?
 ヴュアのドラクエ10プレイしてるところ
 見たいな」
「見てるだけしかできないのに
 楽しいか?」
「え?装備を結晶化してほしいの?
 しかたないな~」
「・・・それしたら一生
 恨むからな」

ドラクエ10を起動してインした

自キャラ

「属性耐性体上装備と盾を
 全種 持っているだ・・・と」
「13時間もドラクエやってる時間あれば
 そのくらいできるだろ?」

そうだよ 僕らは精神障害で
仕事も家事もできない
ドラクエ10っていう楽しさの麻酔で
今の精神障害の苦しみを耐えているんだ
ドラクエやる時間はアホなほどある

でも 叶うなら
精神障害が治って
普通の人間の暮らしをしたい

「本当に そう思ってるの?」
「え?」
「精神障害じゃなかったら
 私たちは出会えなかったんだよ?」

そうだったな 
だから時々 思う

壊れて居て良かったと

僕がドラクエ10をプレイするところを
見つめるチェル

「そんな見つめられると
 やりづらいんだが?」

何を思ったかスマホを取り出し
母親に連絡を入れてるようだった

2時間ほどしてチェルの母が
家を訪ねて来た

帰るのか?
気を悪くすることを
してしまったか?

チェルの母に挨拶し
なんだ
やたら大量の荷物は

チェルの母は僕に
「悪いわね」と言い残し
帰っていった
どういうことだ?

チェルは荷物を取り出し
セッティングした

「これで私も一緒にできる」

機材を僕の部屋に勝手に設置されてしまった
そうして二人してドラクエ10を
楽しむのだった

1日中プレイして遊んでいるが

「そろそろ帰らなくていいのかよ?」
「大丈夫だから


    今日も泊まって行くから



     
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