君が居なくなって初めて気づいた
孤独が こんなにも悲しいなんて
いつもの朝 病院のフロア
君はやってきて
ずっとだよ いつも今日を届けてくれた
何もできない俺達には
時間だけはあって
いつも朝から夜まで遊んでいた
不思議だよね よく飽きないね
長い時間 君と俺は一緒だった
上品で おしとやかで
それはネコ被ってて
本当の君は純粋で子供っぽくて
そのギャップが おかしくて
つい 笑顔が零れてしまうんだよ
本当の君を見せてくれたんだね
君が愛しく感じたよ
お互いに俺達には何もなくて
「何もないね」って笑って居た
気づいたら いつの間にか
大切な物を渡し合ってったんだ
何もなくない
何かがある
君がくれた物が確かにある
俺のあげた物が君にはある
お互いに それを
育てていったんだよ
きれいな花が咲いたんだよ
ありがとう俺に愛を教えてくれて
君の想いが心に溢れたよ
数え切れないほど
君の名前を呼んだだろう
星の数ほど
君を愛しく想っただろう
これからも ずっと
そうしていくね
もう 居なくても
ここに居るんだよ
そんな君も ずっと愛している