レニィアーゼの冒険日誌

　　　青空に手をかざし
　　　夏の日差し浴びて

　　　「今日も暑いね？
　　　　だって　夏だもん」


　　　君と手をつないで
　　　砂浜を歩く

　　　海のザワめきを聞いて
　　　海風を感じて

　　　あぁ　また　この季節だ
　　　君と初めて出逢った特別な夏

　　　また特別な物になるね
　　　もう
　　　そう予感して止まらない
　　　何が起こるんだろう？

　　　何度も何度も
　　　君の名前を呼ぶよ
　　　愛しい君の
　
　　　いつだって僕は君の事
　　　想って止まらない

　　　何度も何度も
　　　君の名前を呼ばせて欲しい
　　　これからも　ずっと

　　　こんな日々が　ずっと続けば
　　　どんなに幸せだろうか


　　　夜は夏祭り
　　　浴衣を着て屋台を歩き周って

　　　うれしそうに
　　　あんず飴を　ほうばる
　　　その　しぐさが愛しい

　　　あぁ　見上げれば打ち上げ花火
　　　夜に咲いた花が綺麗で

　　　それよりも
　　　見惚れていたのは
　　　君の浴衣姿
　　　視線を奪われていた

　　　その視線に気づき
　　　君は
　　　イタズラな笑みを浮かべ

　　　「ねえ？
　　　　キスしてみない？」

　　　そうやって
　　　いつも僕の心を弄ぶ

　　　そっとした口づけ
　　　あまく溶けるような
　　　感覚に襲われる

　　　ダメだ　君が愛しい
　　　こんなにも抱きしめたい


　　　この想い
　　　どうすればいい？
　　　もう壊れそう

　　　いつも
　　　君は僕を切なくさせる

　　　今更だけど聞いて欲しい


　　　「君が好きです」

　　　何度でも言うよ　届くまで
　　　
　　　この気持ちが色褪せることのない
　　　想いだと伝えたい

　　　君は微笑みを浮かべ
　　　僕に　こう言った


　　　　　「・・・私も
　　　　　　・・・もう遅いよ？」


　　　やっぱり今年の夏も
　　　特別な物になったね