レニィアーゼの冒険日誌

こんな悲しい世界
なんとかしたい

壊してみる？
創り変えてみる？

染めてみたいな
どうしてやろう？

ぐちゃぐちゃにしてみる？
めちゃくちゃにしてみる？

全部　
世界が悪いと叫べば
僕のせいにしなくて済む

そんな都合の良い
世界にしてやろうか？

全部
おかしくしてやろうか？

それでもいいって肯定するやつが
この世界に居るわけねえじゃん

ずっと
一人なんだよ
独りなんだよ

孤独を埋めるために
ごまかしているだけ

この隙間を埋めてくれる誰かを
あぁ　救いを求めていたのか

もう
ごまかせない
偽れない
直視した絶望が大きい

もっと
黒が濃くなる
深くなる

誰が
救ってくれるの？

こんな
おかしい僕なんか？

本当は寂しいのに
いつも狂気で
ごまかしたくなる

素直じゃない
それが僕

ごまかしている
それが僕

偽っている
それが僕

全部
ウソばかりじゃん
それが僕


今さら
真っ当になれるわけがない
人は
そう
変われない

・・・え
変わりたいのか僕？

・・・あぁ
・・・それが
・・・望みだったのか？

本当は
それが望みなのに

壊してやろうと
狂気になって

それで
寂しさを埋めて

何がしたいんだ？
僕は？

助けてほしい
導いてほしい
救ってほしい
おねがい


差し伸べられた
その手を
頑なに振り払った
その時から

絶望が始まった
闇が深くなった


もう
僕は
いつも
こうだ

叫んで
わめいて
泣いて
くずれて

それでも
いいって
肯定してくれる
誰かを

僕は
求めているんだ


もう　いいだろ
救われたって？

どれだけ
苦しめばいい？

この悲しみの出口は
どこだ？


あぁ
もう僕は
素直になるよ

寂しい
悲しい
痛い
救われたい


差し伸べられた
その手を
振り払った
その時から

絶望が
始まったのなら

いま
目の前にある
その手を
取ったら
救われるのかな？


・・・あぁ
・・・貴女だったのか
あの時
手を差し伸べてくれたのは

これが出口だったんだね
差し伸べられた
その手を
取った
その時から

これが僕の望んだ物
これが僕の欲しかった物
これが僕の望んだ世界
これが僕の本当の救い

これが僕の欲しかった貴女