どうしようか?
自宅 夜23時
部屋の窓から
カナデに相談する
「不健康な人を
バンドメンバーか」
ヴェルから
頼まれた事だし
僕とカナデは
いいとしても
ネアさんから
紹介された二人が
納得してくれるだろうか
「ライヴするにしても
演奏中に
倒れられでもしたらね」
・・・この話
どうしよう
「リエルさんの
音は本物だった
プロにも負けないほどに」
そうだけど
「私は正直
ライヴしたい事は
したいけど
絶対
したいわけではない
それに
ヴェルの想いにも
応えてあげたい」
じゃあ
ネアさんから
紹介された二人は
「それは
会ってみてから
判断しよう?」
そうだね
「眠くなっちゃった
じゃあ
おやすみツナグ」
おやすみカナデ
お互いに
窓を閉める
・・・
・・・大丈夫かな
翌日 放課後
「ごめん ツナグ
学校でやる事があるから
先にリエルさんの家に
行ってて?」
・・・そう言われて
来たけど
ぼっちの僕には
ハードルが高い
まあ
ヴェルも居るだろうし
執事に案内されて
リエルの部屋に
リエル「やあ ツナグ君
今日はヴェルは
家の用事で居ないんだ」
え
リエル「二人っきりだね?」
(・・・コミュ症の僕に
どうしろと」
リエル「とりあえず
地下室で
音でも合わせようか」
地下室
(・・・何を話せば)
リエル「学校は楽しい?」
え?
リエル「僕には
知らない世界だから
興味があってね」
退屈ですよ?
授業も
これが将来
役に立つのか?
そんな物を
習ってます
リエル「楽しい世界では
なさそうだね」
人によると
思います
陽キャには
夢の様な
世界かもしれません
リエル「その陽キャみたいなことを
したって
ヴェルが言ってたのだが?」
(あ
音楽室で
ライヴした時の
ことかな?)
リエル「ぜひ
聞かせてくれないか?」
その内容を
話したツナグ
リエルは
それを聞いて
うれしそうに
聞いていたが
話し終える頃には
寂しそうな
表情をしていた
あの?
リエル「すまない
うらやましくてさ
なんで僕は
学校にも
行けない身体
なんだろうね
・・・えっと
リエル「すまない
グチになって
しまったか
さて
音でも合わせようか
リエルの
キーボードの
音に乗せて
唄うツナグ
聞く者が居るとしたら
聞き惚れてしまうような
そんな音が
奏でられる
リエル「ツナグ君の
創った歌詞かい?」
全部
歌詞は任されてて
リエル「うらやましいな
そうやって
言葉に才能が
あるなんて」
リエルさんの
キーボードこそ
聞き惚れてしまいます
リエル「フフ
お互い
無いものねだり
しているね」
そうですね
急に
黙ってしまった
リエル
こうなると
ツナグは
気の利いた会話が
出てこない
(・・・どうしよう)
頼みを
聞いてくれないか?
え?
リエル「言葉が溢れて
止まらない君に
今の僕が
この境遇で
どう
感じているのかを
想像で
歌詞に
してきてほしい