今の僕が
今の境遇で
どう
感じているのかを
想像で
歌詞に
してほしい
マジー邸 地下室
え?
リエル「大丈夫だよ
お礼はするから
例えば
”僕が関わらなくても”
この地下室を好きなように
練習に使ってくれていい
・・・
リアル「不満かい?」
・・・貴女は
リエル「想像に
お任せするよ」
自宅 夜23時
そんな事があったの?
「リエルさん
どうしたんだろうね?」
わからない
でも
あの言い様だと
「私たちが
バンドをしていることに」
気づいてるんだろうね
それで
迷惑かけたくなくて
あんな言い方を
「歌詞はどうするの?
私だったら悲しい内容しか
思いつかないけど」
悲しくは
ならなかったよ
「その言い方だと・・・
もう書いたの!?」
・・・ただ
・・・どのように
・・・受け止めるかな
同時刻 マジー邸
リエル「泊ってくれるのだろ?」
ヴェル「独りはイヤだって言うからな」
リエル「そうだね」
ヴェル「ツナグに
そんな内容の
歌詞を頼んだのか?」
リエル「もう
書き終わって
いや
僕の目の前で
書けただろうに」
ヴェル「いくらなんでも
それは」
リエル「才能って
そういうものさ
ただ
すぐ書けるのに
その場で見せないなんて
戸惑う内容なんだろうね」
ヴェル「(・・・戸惑う内容)」
翌日 学校
おいツナグ?
ヴェル?
ヴェル「どんな歌詞にした?」
見せたくない
リエルさんに
書いたのだから
ヴェル「同情や哀れみとか
そういう物じゃ
ねえだろうな!?」
それはないよ
でも
どう受け止めるのかは
わからない
ヴェル「傷つけること
書いてねえだろうな!?」
・・・
わからない
ヴェル「おい!」
ただ
僕の最大限の歌詞の力で
リエルさんに届けたい
想いがあるんだ
ヴェル「・・・
わかった
ツナグを信じるよ
放課後 マジー邸
書けました
リエル「さっそく
見せてくれるかい?」
見守る
カナデとヴェル
「(・・・悲しくは
ならなかったって
言ってたけど)」
ヴェル「(・・・頼むから
傷つく結果にだけは
ならないでくれ)」
リエル「・・・」
その
歌詞を読み終えた
ポタポタと
流れて来る涙
ヴェル「おいリエ!?」
リエル「・・・
悲しいわけではない
ヴェル「え?」
涙を流して
大切な物を
抱きしめるように
ツナグの書いた
歌詞のノートに
力を入れる
リエル「・・・そっか
・・・そう
・・・考えれば
・・・良かったのか
「え?」
リエル「・・・創らなきゃ」
地下室へ
駆けだすリエル
ヴェル「おいリエ!?
今日は身体の具合が
悪いんじゃ!?」
リエル「怖いくらい身体が軽い!
みんな時間あるだろ!?
地下室に来てくれ!」
地下室
3時間後
ヴェル「・・・あのなリエ?」
「・・・帰りたい
夕ご飯も
明日 学校だし」
リエル「ごめんね
でも最後
セッションして
おわろう?」
リエルの創った曲を
音合わせしていた
ヴェル「リエが
わがまま言うなんて
めったに無いんだ
頼むよ みんな?
明日 学校を休めば
いいだけだろ?」
・・・普通に
休みたくないけど?
「まあ
正直なこと言うと
リエルさんの創った曲を
奏でてわみたいかな」
まあ
ステキな曲になったし
ヴェル「恩に着るよ
ツナグにカナデ」
リエル「ありがとうね
みんな
なら
彩ろうか