・・・もしかして
・・・気づいていないの?
え?
”その
お姉ちゃんの創った歌詞
どう考えても
君に対する
お姉ちゃんの
愛の告白だよね?
・・・え?
「(・・・バレちゃった)」
・・・え
ええええええ!
えええええええ!!
観客が騒ぎ出す
”あの少年
知らないで
あの歌詞を唄ってたのか?”
”てっきり
惚気てるバカップルが
ラブソングを
披露してるのかと思った”
”・・・あれだけ
男の子が無自覚だと
女の子は大変よね”
(・・・ひどい言われよう)
気まずくしているカナデ
カナデ?
「ひゃ ひゃい!」
・・・あのさ
そういう意味なのか?
「(・・・・・
・・・そういう
・・・意味です
そのカナデの
返事を聞いて
ライヴ以上に
盛り上がる観客
”おおおお
告白か!?
この街の
メインストリートの
ど真ん中で
これだけの人が
見てる中で
愛の告白か!?”
”やめておきなよ~
そんな鈍感な男
苦労するってば~?”
・・・
「(・・・ツナグ?)
カナデ
頼みがある?
もう
応えの歌詞は
できたからさ
いま ここで
曲を創って合わせて?
「ええええ!
ムリだってええ!!」
君なら
奏でられる
だって
君の名前は
カナデでしょ?
「・・・」
「・・・やってみる!
カナデが
即興で作曲した
それを奏でる
明るくて楽し気で
アップテンポで
僕の感情を乗せやすい
僕 好みの曲
やっぱ
僕とカナデって
バカみたいに
相性が良いんだな
その音に乗せて
ツナグが唄う
鬱々としたリアルが広がる
何もない日常に飽きて
どうしたら世界は
輝くのだろう?
その方法を
僕は知らない
こんな世界が
良い物のわけがない
そう思っていたのに
頼みもしないのに
君が僕の
世界を変えてくれた
君が僕の
となりで奏でるだけで
世界は
光輝いたんだ
「唄がうまいね?」って
才能を見つけてくれた
僕が唄うと
君がとなりで奏でるから
それが広がって
1つの歌になるんだ
鬱々とした
リアルが終わった
世界は こんなにも
楽しかったんだ
君が”こっち”に
連れて来てくれた
唄う事の楽しさを
歌詞を書く事の喜びを
君が教えてくれた
すべて変えてくれた
世界は
やり方次第で
簡単に表情を変えると
「じゃあ どうしたい?」
その答えを
君が僕を導いてくれた
僕が唄うと
君がとなりで奏でる
僕の歌詞に
君の曲が乗って
歌になっていく
曲になっていく
ここに
1つの物語が
はじまった
この想いを
どうすればいい?
君がくれた
知らない感情
戸惑っている
迷っている
この感情を
君に伝えるべきなのかを
君がくれた
全部くれたんだ
輝く世界も
知らない感情も
僕が君に抱く想い
これは なに?
君は植え付けたね?
「君が唄うのなら
私は奏でる」
そう言って
僕に世界をくれた
僕が唄うと
君がとなりで奏でるから
世界は
こんなにも
輝いてるんだ
”おおおお!
それが男の子の応えか!?”
”でも
それって
ちゃんとした
応えになってなくない?”
この想いを
どうすればいい?
君がくれた
知らない感情
え?
”私には
戸惑っている場合でも
迷ってる場合でも
ないと思うんだけど?”
・・・それは
”君の想い”
伝えるべきだと思うよ?