・・・し
・・・師匠?
ヴェイア城下町 郊外
カプス「・・・」
・・・師匠?
カプス「・・・
お前が
俺を殺した
・・・え?
カプス「何を思う?」
・・・な
・・・何って
カプス「喜びか?
狂気か?
歓喜か?
陶酔か?」
・・・そ
・・・そんなわけ
カプス「これが
戦いに魅了された
戦士の成れの果てだ
大切な者を手にかけ
ようやく過ちに気付く
・・・し
・・・・・・師匠
カプス「・・・
間違った力は
悲劇しか生まない
カプス「そうやって
悲劇を重ねてしまう
お前を俺は
見たくなかった
なら
一度の過ちで
お前の狂気に
止めを刺したい」
・・・まさか
・・・そのために
鮮血の
水たまり
純白の雪の絨毯が
紅に染まっていく
師匠!?
カプス「・・・
存在して居られる
範疇だけ知っている
カプス「俺が
知る事のできる範疇は
ここまでだ
後は お前が継げ」
・・・俺は
・・・師匠が居なくなったら
・・・俺は
・・・どう生きれば!?
カプス「・・・
自分の未来くらい
己で切り拓け
師匠!?
おい!
クルーゼ!?
ゲジジェ!
セネア!?
セネア「・・・こんな事って」
はやく医者を!
セクト様を!!
ゲジジェ「・・・
・・・もう
・・・死んでいる
・・・
・・・・・
・・・俺が
・・・殺した
セネア「・・・クルーゼ」
・・・俺が
・・・狂気に
・・・囚われたばかりに
セネア「クルーゼ!?」
ゲジジェ「どこに行く!?」
雪原に消えた
セネア「追いかけなきゃ!」
ゲジジェ「風の化身に
追いつけるわけねえだろ」
3日後
ヴェイア城
セネア「・・・捜索隊は?」
ゲジジェ「手がかりなしだと」
セクト「・・・あのカプスが
疑っていた自分を
殴ってやりたい
あいつは
己の命で
クルーゼの狂気を
失くしてくれた」
ゲジジェ「・・・だけど
どう
心のケアを
するべきか
雪原
・・・
・・・・・俺は
地面の雪を
殴り続ける
・・・俺は!
・・・・・俺は!!
俺はああああ!!
・・・
・・・・・はぁ・・はぁ
何をしているの?
・・・
・・・・・え?
「どうしちゃったの?
クルーゼ?」
・・・
・・・・・
・・・アストか?