俺らに
何ができるかと言うと
リエル邸 地下室
シアン「歌詞と曲が
完成するまで待つ
そんな
生ぬるい事は
しねぇぜ?
別室
できた
「・・・そんな
3曲創るのが
予定にあったみたいに
一瞬で歌詞を
創らないでよ?」
毎朝
神社で
即興で創った
カナデの曲に
即興で歌詞を
創らされた
成果かな
「私が いつも
ムチャ振りしてるみた~い」
(・・・自覚なかったのか)
「3曲 完成するまで
せめて今日1日欲しい」
そんな
短時間で3曲も・・・
僕から見れば
曲の方が創るの
難しいイメージだよ
「私は
歌詞の方が難しい」
調子はどうですか?
ティアさん?
ティア「ティアでいいですよ?
敬称なしでいいと
シアンも言ってました
3日で3曲
できそうですか?」
「今日中にはね」
ヴェル達は?
ティア「シアンに
しごかれてますよ
あの人
ベースだけじゃ
飽き足らず
様々な楽器に
手を出しては
レベルが高いですから」
「なんでもできるね~」
どうして
それほどの人が
まだバンド探しを?
ティア「・・・」
・・・あ・・ごめん
聞いちゃいけない
ことだったかな
ティア「いえ むしろ
聴いて欲しいです」
「話して?」
ティア「何と言うか
他の人と
レベルが
合わないのですよ
え?
ティア「シアンの
ベースのレベルが高すぎて
他の音が霞んでしまう
レア・シーンの
バラドなら
シアンの音と同等か
それ以上なのですが
シアンは
他のメンバーに
合わせるために
自分の音のレベルを
落とす事を嫌う」
「それが
バラドさんが
シアンを
レア・シーンから
落とした理由か」
ティア「ですが
ネアの
目論見通りでした
カナデの音なら
シアンの音も
他のメンバーと繋げる」
だから
ネアさんは
シアンを
紹介したのか
「ツナグ?
もうネアを
さん付けするの
やめよう?」
え?
「距離を感じる」
ティア「良いですね
ネアも喜ぶと思いますよ」
そういうものなのか
ティア「ツナグ?
歌詞ができたのなら
買い出しに行きませんか?」
・・・え?
ティア「話もしたいですし」
「ティア?
ツナグ
コミュ症だから
リードしてあげてね?」
ティア「了解です」
・・・イジられてる
ライヴハウス ワッカ
なんで
ここに?
そして
・・・えっと
・・・ネアもここに?
ネア「お!
しょうね~ん?
やっと私を
呼び捨てしてくれたか~
ちょっと
ぎこちないけど」
・・・こういうの
・・・慣れてなくて
ティア「言ったでしょ?
ネアも喜ぶと」
たしかに
ところで
何故ワッカに?
ティア「・・・
バラドから
シアンの過去の話を
聴いて欲しいのです