あの時
セッションした
小僧を連れて来て
どうした?
ライヴハウス ワッカ
(・・・そういえば
バラドさん
プロバンドの
トップグループの
リーダーだった)
ティア「シアンの事
ツナグに
話してあげてください」
バラド「本人からは?」
ティア「バラド視点で
聴きたいのです」
バラド「・・・
場所を変えよう
メンバーに聞かれたら困る
楽屋
あの
シアンって?
バラド「あいつは本物だよ
俺はあいつと
心行くまで
本物の音を
出したかった」
ネア「でも?」
バラド「俺とあいつが
本気を出したら
他のメンバーの
音が霞むんだよ
ネア「待って?
じゃあ
私のヴォーカルも
バラドに
満足な音を
出させていないの?」
バラド「俺が本気になったら
メンバー全員の音が
霞むからな
安心しろネア?
お前の歌声は
”邪魔にならない本物”だ
まあ
周りと合わせるために
レベルを落とすのは
本物の宿命だ」
ティア「・・・」
バラド「シアンは
それを激しく嫌っている
あいつも
本物の音を出すと
周りの音が全部 霞む
だから
どのバンドにも嫌われる
サトルも
ワッソも
本物ならば
俺も本気を
出せるんだけどな」
(ワッソ?)
ネア(レア・シーンの
ギタリストよ?)」
バラド「本当わな
ネアとシアン
それと
カナデって嬢ちゃん
・・・
バラド「その3人と
バンドを組めたら
本物の音を
出せるんだけどな
・・・
ティア「本物の音を出せる
バンドメンバーを
探そうとは?」
バラド「・・・
本物って
そう
居ねえんだよ?
バラド「探してたら
何十年かかるか
わからねえぞ?」
・・・
バラド「シアンは
本物なんだけどなぁ
最近
つまらねぇえ音を
出しやがって
ティア「え?」
バラド「自分を殺して
必死に調和に
走りやがって
個性を殺し過ぎて
つまらねぇえ音に
なりやがった」
(・・・あれで
つまらない音なのか)
ティア「シアンに
その事は?」
バラド「自分で気づかせろ
あまえんじゃねえ?
小僧?
・・・え?
バラド「せっかく
本物が二人居るんだ
つまらねぇ歌声
出すんじゃねえぞ?
・・・は、はい
帰り道
・・・シアン
凄まじい理由で
レア・シーン
落とされてた
ティア「シアンが本気を出すと
周りの音が霞む
レベルを
合わせるのは
本物の宿命
ネア「本気の
音を出せないって
もどかしいよね」
ティア「それが
本物の宿命なんでしょうね」
・・・
ネア「スーパー寄って
帰りましょう?
お酒とかも~♪」
ティア「飲める歳じゃ
ないでしょ?」
ネア「もう
成人してるもん!!」
ティア「お酒は
20歳からです」
ネア「それって
偉い人の都合だよね!?」
ティア「ダメな物はダメです」
・・・
回想
カナデって嬢ちゃん
あいつとなら
本物の音を
出せるんだがな
終了
・・・
・・・・・カナデは
本物の音を
出せていない?
・・・
・・・・・僕は
・・・カナデの
・・・邪魔になってるんじゃ