どんな
映画だろうね~♪
映画館
たのしみ~♪
ルイ「ベタに
恋愛映画だけどな」
定番は最強~♪
席に座る二人
(あれ?
私の左隣は男の人
ルイの右隣りは女の人
・・・
もしこれが
アーサさんだったら
想像
こっちの方が
スクリーン
見やすいですよ?
席を交換しませんか?
終了
(と言って
気配りして
くれるんだろうな~
まだまだだね
ルイ君?
翌日 アーサの家
今日も
体調はマシな方
みたいですね?
「なぜ
わかるのですか?」
なぜでしょうね?
(精神障害がひどい時は
アーサさん
身だしなみすら
できないから
手入れできてれば
わかるのよ)
「マーシスさん
まるで
エスパーみたいですね?」
(・・・だから
簡単にわかるのよ
誰だって)
今回の
お薬を届けに来ました
薬を受け取る
「・・・」
どうしましたか?
「いえ
私は幸せだなって」
幸せですか?
(精神障害者なのに?)
「こんな
暑い日の夏の中
訪問診察で わざわざ
私の家にまで来てくれて
診察してくれる
お医者さんが居ます
歩けない私の代わりに
そして
マーシスさんも
こうやって
苦労してまで
私に
お薬を届けてくれます」
(・・・)
「たくさんの人たちが
こうやって
私を助けてくれる
これが
どんなに幸せな事か」
(・・・)
(なんで
そうやって
人に素直に
感謝することが
できるの?
(・・・)
(54年も生きてれば
理不尽な想いや
悪意しかない嫌がらせ
そういう物から
自分を守るために
心を汚して
人を疑う事で
みんな そうやって
自分を守ってるのに
なんで
貴方は
そんなに純粋に
生きられるの?
(全部
仕事だからだよ?
そうやって
お給料をもらってるの
そうしなきゃ
生きて行けない
貴方のためではない
自分が生きるために
仕方なくやってること
・・・でも
この人には
これを言ったら
ダメな気がする
純粋を穢して
しまいそうで)
「いつも
ありがとうございます
暑かったですよね?
どうか
喉を潤してください」
(・・・)
(そうやって
いつも
私を気遣って
喉を潤すには
充分な量
持ち運ぶには
重くなり過ぎない
冷たいお茶を
くれる)
仕事だからだよ?
みんな
生きていくために
仕方なくやってること
そうしないと
生活ができないの
貴方のためではない
「・・・」
お金をもらわないと
みんな
しないことなの
いくら
自立支援制度で
無料で診察
薬を受け取れるからって
お金が発生してるの
だから みんな
診察してくれたり
私も
お薬を届けてるの
「・・・」
(・・・)
(・・・なんで?
なんで私
こんなこと
言っちゃったの!?)