リーザ・クロフォード
彼女は前日
結婚式を挙げていた
想い人と結ばれ
苗字も
その人の
クロフォードになり
心には幸せでしか
溢れなかった
次の日の夜
フェルク騎士団と
名乗る軍隊が
この村を焼き討ちした
その理由は
この一族の村民は
戦闘民族であり
野心を持たれて
国に歯向かわれたら
危険だ
そんなことの理由で
幸せから絶望へと
変わっていった
バルサ「リーザあああ!!」
その想い人が
リーザを探し
村中を駆けまわる
大地には
共に生きた
村民たちの
変わり果てた姿が
転がっていた
フェルク騎士団「こいつも討ち取れ!!」
この男は
この民族の中でも
1番の実力者
まるで
誰も居ない大地を
駆けるがごとく
フェルク騎士団の抵抗を
すべて払いのけた
バルサ「リーザあああ!!」
家の中に気配がする
バルサは
扉を蹴り破り
中に入った
リーザ「・・・」
バルサ「生きててくれたかリーザ」
リーザ「・・・」
リーザ「・・・なんでだろうね?
私たち 昨日まで
幸せだったんだよ?」
バルサ「・・・」
リーザ「・・・みんな
・・・死んじゃって
・・・世界って
・・・簡単に
・・・変わっちゃうんだね
バルサ「・・・リーザ」
座り込んで
気力を失っている
リーザの手を握った
リーザ「・・・どうするの?」
バルサ「逃げよう」
リーザ「・・・どこに?」
どこに?
その言葉を聞き
言葉がでない
リーザ「・・・行くところも
・・・帰る場所も無いんだよ?」
バルサ「・・・」
リーザ「・・・みんな
・・・死んじゃったんだよ?」
バルサ「・・・」
リーザ「・・・
・・・なんのために
・・・生きるの?
バルサ「・・・リーザ」
そんなリーザを
優しく励ますように
抱きしめ
そっと
声をかける
リーザ「・・・バル?」
バルサ「・・・
俺のために
生きろ?