まあ正直
歌詞も曲も
完成するとは
思ってなかった
歌詞すらも
曲すらもできない
それが普通だ
まさか
それらが
わずか半日で完成して
今は
音合わせしている
おかしいだろ これ
そして
もっとおかしいのは
このバンドだ
俺らは昨日
結成したばかりの
バンドだ
メンバーだって
会ったのは
昨日が初めて
なのに
なんで
こんなにも
・・・いや
おかしいだろ?
なんで
こんなにも
リエル邸 地下室
「・・・」
なんでこんなにも
音が調和するんだ?
「みんな?
手応えはどう?」
シアン「(・・・この
カナデって女
どんな音でも繋ぐ!!
シアン「(・・・おかしいだろ?
皆 好き勝手な音を
鳴らしてるだけだぜ?
調和なんて
欠片も考えていない
個性
丸出しの音たちだぜ?
個性の
化け物だちの
この音を
なんで
カナデって女は
ヴァイオリンの
旋律だけで
すべての音を
アンサンブルできる!?
しかも
1番 個性の無い
リエルさえも
カナデの
旋律に乗れば
カナデの
調和の音に
さらに彩を与える
こんなバンド
見た事ねえぞ!!
シアン「・・・おい?
どうなってやがる
このバンド」
みんな「え?」
シアン「・・・初めて本物を見た
いや ただ本物じゃない
今まで見て来た
本物を越える本物だ
シアン「やっぱ
こんな
ちっぽけな
お遊びバンドで
何してるんだよ
カナデ?」
「昨日
答えたはずよ?」
シアン「そうだったわ」
シアン「おい てめえら?
このままクオリティを
上げるぞ?
最終日の明日には
マジ物のソウルを
見せてもらうからな?」
ヴェル「仕切りやがって」
リエル「まあ この
”欠けている”の
メンバーで
1番 技術あるんだし」
ティア「それは保証しますよ
彼は本物です」
ネア「面白い事に
なってきたわね~♪」
シアン「(・・・やっぱさ
カナデの
異次元の調和の旋律
それを
引き出してるのは
ツナグ?
お前なのか?
回想
私は
ツナグじゃないと
ダメなんだ
だから私は
このバンドでしか
実力は出せないよ?
回想 終了
シアン「(・・・
あの話
どうっすっかな~
回想
本物だけを集めた
本物のバンドを結成する
そのメンバーに
シアンとネア
カナデって嬢ちゃんを
スカウトしたい
”ワン リアル
アクション”
それが
俺たちの本物の音を出す
本物のバンド
そのバンド名だ