私が
子供の頃から憧れた
貴方の本気の音を
もう一度
聴かせてください
リエル邸 地下室
シアン「・・・」
ティア「もう
つまらないのですよ
貴方の音は
シアン「調和ですか?
くだらない
それは1番
貴方らしくない」
ヴェル「おい?
ケンカなら」
問題ないわ
ネア?
ネア「あれでも
じゃれてるのよ」
シアン「・・・」
シアン「・・・俺が
本気の音を出したら
どうなってきたか
てめえが間近で
見てるだろうがああ!?
シアン「また
あんな想いを!!」
怖いのですか?
ティア「いつから
そんなに憶病に
なったのですか?」
シアン「・・・」
ティア「今回は
信じられますよ
なにせ
どんな音でも
繋ぐ事ができる
天才が居ますから
シアン「・・・」
シアン「・・・カナデ?」
「なに?」
シアン「・・・俺は
調和を忘れる
「・・・」
シアン「本気の音を出す
繋いでくれるか!?
「ええ
私が繋ぐ!!
シアン「頼んだぜ?」
シアン「てめえら!
2曲目だ!!
もう俺は
好き勝手に
鳴らすからよ!
ぜってー
ついて来いよ!?」
みんな「・・・」
不安が伝播する
ヴェル「(あの音で
本気じゃなかったのかよ)」
リエル「(ついて行けるのか?
あれほどの”本物”が
全部 実力を解放したら
調和なんてとれるのか!!)」
ティア「(それは
神のみぞ知る)」
大丈夫だよ みんな?
みんな「え?」
・・・
僕の名前が
何て言うか
知ってる?
みんな「・・・」
「・・・フフ
アッハハハハハハハ
ハッハハハハアハハア!!
「あー 笑った
たまには良い事
言ってくれるじゃない?
ツナグ?」
ヴェル「それに
繋ぐのはカナデだ
お前じゃない」
リエル「最高なタイミングで
場を和らげたねツナグ!?」
ティア「ツナグに
そんな事ができるなんて」
・・・みんなの
僕の自己評価
そんなに低いのか?
シアン「・・・」
シアン?
シアン「・・・ツナグ
ありがとうよ
え?
シアン「二度と
言わねえからな?」
各自
音の準備を始める
・・・
ツナグ
この名前
嫌いだけど
回想
この子の
名前はツナグ
すべてを
繋げますように
終了
そう
願いを込められて
両親に
名付けられた名前だけど
初めて
この名前に
感謝しよう
みんなは
場の空気が
柔らかくなった
緊張も不安も
消し飛び
今なら みんな
最高の音を出せそうだ
「シアン?
これほどの
ド陰キャのツナグが
こんなに勇気を
出したんだよ?」
シアン「・・・」
「シアンは
勇気を出さないの?
シアン「・・・てめえら
もう
しらねーからな!!
音が奏で出す
2曲目は
絶望から
立ち直りつつある
それを
表現した曲
「もう一度
前を向くために」
1曲目の
「僕は
温もりが欲しかっただけ」から
どう
希望に向って
歩き出すかだな
さあ
はじめようか