見えるのは絶望
視線は地面
もう前を向けない
心が叫んで
感情が爆発した
どうして僕たちは
狂った世界に
産み堕とされたのだろう
誰に聞けばいいの?
「それでいいの?」
そう自分に問いかけて
良いわけないじゃん
もうイヤだ
僕たちは
歩き出した
想いも騒いだ
今なら
感じ合えるでしょ?
ねえ?
さあ
はじめよう
想いを伝えて
もう一度だけ
みんなとならば
みんな「・・・
間奏
音たちの見せ場
ここで魅せないで
どこで魅せる?
その場面で
違和感を抱くメンバー
リエル「(おかしい
調和がとれている)」
ヴェル「(”本物”が
調和を忘れて
本気を出すと
言うから
どれだけ音が
乱れると思ったが)」
ネア「(・・・やっぱりね)」
本気を出していない
いえ
怯えて出せない
ネア「(まあ
あれだけの想いを
続けてきたのならね)」
(そんな境地に
立った事ないから
僕には
わからないけど)
「(それでいいの?
シアン?)」
シアン「(・・・)」
回想
”目障りなんだよ!
お前の音わよ!!”
”やめてくれ!
もう俺たちに
レベルの違いを
見せつけないでくれ!!”
”全部 壊れるんだよ!
あんたの音でさあ!!”
シアン「(・・・レア・シーンの
トッププロバンドだって)」
バラド「”本物”は
音のクオリティを
落とせ?
そうしないと
メンバーの音が霞む
それが
俺たち本物の
宿命だ」
回想 終了
シアン「・・・」
シアン「・・・もう
・・・あんな想い
・・・するくらいなら
突然!
轟音が鳴り始めた!!
リエル「(なに!?)」
ヴェル「(なんだ? その
荒々しく感情的で
苛立ちをぶつけるような
力強い音は?)」
ネア「(この曲の
基本は外していない
でも
リハーサルにない音
アドリブ?)」
(どういう事なんだ?
ティア?
ティア「・・・」
ティア「・・・少しは
みんなの音を
信じてみては
どうですか!?
シアン「・・・ティア」
ティア「この音は!!
みんなの音は
裏切らない!!
シアン「・・・」
リエル「(確かに
こんなに荒れた音を
ドラムが主張してるのに
音が乱れていない)」
ヴェル「(それを
可能にしているのは)」
「・・・
カナデ
貴女なのね?
(そして
桁違いな
カナデの調和を
可能にしている
”欠けている”のメンバー)
ネア「シアン?
ここなら
あなたの居場所に
なるんじゃないの?