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伝説の大商人

ツカサ

[ツカサ]

キャラID
: QC048-364
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 131

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ツカサの冒険日誌

2023-10-25 16:28:46.0 2023-10-28 23:13:18.0テーマ:フレンド

ついに【永遠の旅人】の称号をGETしました!!-後編(その1)-


※前回の日誌からの続きです


それからすっかりドラクエ10..というよりオンラインゲームの底なしの魅力に取り憑かれた僕は、
あの日出会ったレディ様みたいに、強くて、カッコ良くて、頼もしい冒険者になりたい!!..その一心で
寝る間も惜しんでログインし、物語やクエストなんかはほどほどに、来る日も来る日もレベル上げをしていた。

思えば過去にやったドラクエでも、物語の進行は二の次で、レベル上げや、強い装備を整えたりして
自分が確実に強くなっていく過程、その感触が何よりも好きで、それが、自分がRPGというジャンルが好きな
一番の理由でもあった。レベルの高さと強さというのが、自分の中ではほぼイコールで結び付いているのだ。

普通のRPGなら、プレイ200時間もすれば、かなりやり込んだ方になる。
ところがこの世界では、プレイ数百時間くらいではまだまだ初心者扱いだ。いつかパーティを組んだ時に話した
先輩冒険者が「もう3000時間なるけど、まだまだやりたい事あるよー」と軽い感じで言ってたのが恐ろしかった。
その時期その時期で、一応の区切りというか、中間ゴールのようなものはあるのだけど、PC版からの参戦という
後発組であった僕は、その中間ゴールですらも遠すぎて、しかもそのゴールを目指すプレイヤー達の数も多すぎて、
何しろ自分では必死でやっているつもりでも、成長した実感はほとんど持てない、そんな不思議な現象が起きていた。

ログイン時間はすでに300時間を超え、メイン職である戦士も既に上限レベルになっていた。

旅立ちのレーンの村から、あの日初めてパーティを組んだ初心者同士、僕にとって初のフレンド達は
その頃にはもう誰もログインしなくなっていた。その後に知り合った他の仲間達も少しずつ離脱していく中で、
仲間はいなくなっても、たとえ一人になっても、ずっと戦い続けるんだ、今までだってドラクエはずっと一人で
やってきてたのだから。そういった、意地みたいな、反骨心のような気持ちは常に持っていたような気がする。
そうして一生懸命続ける事で、いつか誰かに認めてもらえるような、そんな気持ちで一人、レベル上げを続けていた。

当時は今と違って、ふくびき券を入手する方法なんかもかなり限られており、
ふくびき券3枚が手に入る魔法の迷宮をこなすのは、ほとんどの冒険者達の日課になっていた。
その魔法の迷宮で自動マッチングされるパーティが、僕と他の冒険者との唯一くらいの関わりだったりもした。

そんなある日、迷宮での戦闘中に
『戦士なんだから、しっかり押せよ!』迷宮から出る前にも『(お前)もう、戦士やめた方がいいよ』
(…???)その時は、言われた意味もあまりよく分かっておらず、知らず知らずのうちに周りに迷惑をかけている、
そんな気さえして、その件でますます人と絡むのが苦手になってしまった。厳しい人もいるんだな、と思う一方で、
バトル方法なんかいつも独学だったし、攻略もせずレベルだけ上げていたんじゃ当たり前かな、という風にも思った。

そんな過激な言葉が横行するような、マナーもあまり確立されていない時代、挨拶無しにいきなりボスコインを投入、
そんな乱暴な消化方法も割と当たり前にあったりもしたのだが、ある時他の冒険者が、いきなりアトラスコインを
投入した。その当時ボスコイン自体がかなり高価なモノでもあったので、当然僕はアトラスと戦った経験なんかなく、
アクセサリーも、たまたま拾ったうさぎのおまもりだけでは寂しいので、ちょっと腕試し的に戦ってみようと思った。


結果...何もできずにパーティ全滅。


もうちょっとは勝負になるかとも思ったのに。やっぱりまだまだか...実はその直前では、
流れの中でお手伝いする事になった初心者様のクエストで返り討ちにされて全滅したりしていた。

ツラい事が少しだけ続き、ほんのちょっとだけ、この世界の冒険がつまらなくなりかけていた。


そんな時ふと、自分が強くなりたかったきっかけを思い出した。
あの日あの時の強さ、カッコ良さ、頼もしさ、立ち振舞い、助けられたその日から憧れていた。
自分がこの冒険を始めたその日、フレンド登録はさせてもらったのだけど、恐れ多くて
こちらからは、話しかけるような事はもちろん、プロフィールを見る事もなかなかできずにいた。
ちょっとだけ見てみよう。少しだけ...と、覗き見るようなつもりで見たレディ様のマイページ。
出逢ったあの日と変わらないアバターのままで、短い期間なのになぜか懐かしい気持ちになった。


そしてその華奢な身体には、全てのコインボスのアクセサリーが、しっかりと完成させて装備されていた。



■まだ続きます。次で最後!■
~かつての幼馴染との再会。ウェディで始めた人にとってヒューザは特別なキャラ!~
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