※前回の日誌からの続きです
強さを追求し、必死でレベル上げしていた自身の青い時代は終え、アストルティアでの楽しみ方も多様化し、
プレイヤー其々が、この世界でのいろいろな過ごし方を見つけられるようになってきた頃、僕も僕なりの楽しみ方を
見出し過ごしていた。独りでのチーム活動や職人、バザーでゴールド稼ぎ、たまに強力な装備も整え、もちろん
それなりにレベル上げもこなし、貯めたゴールドを投資し、サポだけでのコインボス討伐!アクセサリーを完成させる!と。
もう本当にそれだけで楽しかった。ただただゆるりと。気付くと、いつの間にかログイン時間はもう3000時間を超えていた。
何も分からずに手探りだった駆け出し時代。
冒険を始めたばかりでレベル上げに必死だった初心者時代。
自分なりの過ごし方を見つける事ができたゆるい時代。
どんな時代でも、レディ様みたいな凄腕プレイヤーとフレンドでいられる事は、ソロプレイヤーである僕の誇りだった。
到底、こちらが何か力になれる気もしないので、僕から声を掛けるような事なんか無いまま何年も過ぎていた。
そんなある日、思い立って初めて、お手紙で最初の出会いの日のお礼を伝えた事があった。まぁありがちなのだけど、
ちょっとだけは想定していたけれど、ご本人は、当時のその時の事なんぞ全く一切憶えていないというオチだった(笑)
その手紙を送った頃だったか、いつも通り一人チームクエストをこなしていると、向こうから声を掛けられた事があった。
いちおベテラン同士、あの頃の他愛ない話もしつつ『当時は斧戦士なんてめずらしいなって思って見てました』という
趣旨の事を言ってもらえ、ああ、少しは憶えていてくれたんだ..とだいぶ感動。フレさんなのにまるで憧れの人か、と。
たまにプロフ拝見させていただくと、他の方々をそれほど知りませんが、やっぱりやり込みも常に先行ってるんですね。
やっぱすごい人だな~って感じで。
「…ん?」
ある日プロフ拝見してる時、ふと気づいた。
レディ様の肩書を見てみるとそこにあったのが...
【永遠の旅人】
永遠の旅人…かぁ。 何だろう、
他では見た事ないし、カッコいい響きだな...
ドラクエ10の世界観、ギャグっぽい肩書も多い中、それまで自分の肩書なんて特に気にした事もなく
気分で変えてみるくらいで、それほど意識してなかったけど、初めて心から、欲しい、付けたい!って思えた肩書。
それが、ずっと憧れだったその人が付けていた肩書【永遠の旅人】だった。それからはもうずっとずーっと目標でした。
そしてこれは、今からほんの数年前、本当に久々というか向こうから声を掛けられて、なんと
一緒に冒険をした事がありました。『まだ独りでやってるんだ…』なんて、感心とも呆れともとれない言葉まで貰い(笑)
冒険とはいってもほんの数時間。おそらくパーティを組んだのは、初めて出会ったあの日以来の事で、とても感慨深く、
ドルボードに相乗りさせていただいたその瞬間は、なんともいえない不思議な感動が。自分にとってはその時が
初のパニガルムでもあったので、その日の事はちゃんと日誌にも刻まれています。最初の出会いからは早いもので
もう10年が経ちました。今回、肩書だけは憧れのその人と並ぶ事ができたけれど、初めて会ったあの時、あの瞬間の
感動のような、ときめきのような、そんな気持ちは、10年経った今でも、僕の中ではずっと【永遠の輝き】なんです。
こちらからの一方的な気持ちが強すぎて、師弟関係というのはおこがましいけど、ずっとずっと憧れのプレイヤーです。
実はもう1つだけ、同じタイミングで、とても嬉しい、思い出深い出来事があったのですが、それは非公開の秘密です。
無駄に気にさせるやつ~
長くなりましたが、以上がこのログイン1万時間の称号に対する僕の思いと、憧れていた方へ贈る想いです。
いつかあなたの事を日誌にします!と、ご本人にも、ずいぶん前に伝えておきながら、そこはまぁいろいろありまして
このタイミングになってしまいました。ゲーム内での手紙の文字数ではとてもとても伝えきれない、僕の10年分の想いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
途中からそれなりに反響があって、驚いてるのと嬉しいのと、頑張って書いて良かった!って気持ち。
実体験が元なので、もっとドラマチックな展開(登場キャラ離脱とか)を期待していた方がおったら御免なさい。
あと何しろ10年前の記憶です。多少の味付け(甘口)はしてありますが、その辺りもご容赦~
それにしてもこの世界は素晴らしいですね。プレイヤーの数だけこういったドラマがあると思うと...泣けるー
-Fin-(カッコつけててすみません!まだ、ほんのちょっと続きあります!)