これ以上いじめないでと声がする。か弱く、今にも消えそうな声だ。誰の声だと振り向く。白く、そして青いふさふさの毛皮が見えた。なんだ、イーギュアじゃないか。そう言って僕は、輝紋章の盾(盾ガ理論値)を構えた。
「そ、その盾はやめてギュア!」
「これが怖いのかい?」
「そ、その盾を切り裂こうとしたら、みんなすぐにピキンって音を出して、ヤバい技を打ってくるギュア!!もうやめて欲しいギュア!」
「仕方ないなぁ、今回はこのハンマーだけでいいか」
「そ、そのハンマーもやめてギュア!」
「これも怖いのかい?」
「それを持ってる人の攻撃はやけに痛いギュア!頭が割れちゃうギュアー!」
「仕方ないなぁ、じゃあ、ブーメランだけで戦ってあげるよ」
「そ、そのブーメランもやめてギュア!」
「またかい?今度は何さ」
「そ、それを持ってる人は動きが早すぎて、目で捉えられないギュア!翻弄されちゃうギュアー!」
「わかったよもう。旧式の武具だけで戦うよ」
「それも強すぎるからやめて欲しいギュアーーー!!」