「待てやオラァァァ!」
「逃げて!」
追いかける男は逃げる僕らめがけて炎珠を数発打ってくる。
「フンッ」
少年はそれを空中に石壁を造り、防いだ。
二人の少年少女は大きな建物の駐車場に駆け込む
男はの姿を目で捕らえつつ追いかける。
(多少怪我しても後で治療すればいいか・・・)
そう心で許すと少女の肩めがけて炎の矢を放つ。
「あっ・・・」
「ミアス!?」
ミアスと呼ばれた少女は肩に矢を打たれ、足を止めてしまう
「やっと止まったな!観念しろぉ!」
男は腕をまくり、ジリジリと僕たちに近寄る・・・。
「くそっ」
「リゲル!私はいいから!」
ミアスの叫びを聞いたリゲルはある怨力を発する。
すると型付いた黒い物体が二人を覆った。
「!!」
男は標的を急に目の前の黒い物体に遮られ、戸惑った。
男は懸命に壊そうと殴り込む。が、黒い物体はピクリとも動じない。
「・・・業火の焔で焼き付くしてやる。そこで固まり怯えるがいい!」
男は右手から発する炎を何倍にも膨らまし、ついには黒い物体を越えた。
「ウォァァァァアア!」
黒い物体は巨大な炎を打ち込まれ、一瞬で粉々になる。
しかし、そこに二人はいない。
「!?」
男は信じられないかのように唖然と立ち尽くす。