1.5.4eについては事前予告なしにコロシアムの修正が行われましたが、
この対応についてはさすがに疑問に思います。
・深刻なバランスの崩れがあり根本的な解決にはかなり大きな修正が必要
・プレオープン中であり、不満の代償も提供しているのだから、早期解決は必要ない
・プレイヤーの自己分析が正しいとは限らず、それに従えば余計に問題が複雑になる恐れがある
今回は、リスク対応の一般常識に照らし合わせると、
拙速な対応を避けてじっくりと時間を掛けて検討すべきケースです。
それなのに、根本的な問題に全く手をつけずに
小手先の対応を急いでする必要性が全く理解できません。
案の定、蘇生呪文の無敵時間が伸びたことにより
僧侶の無限無敵ループが可能になるという新たな問題が発生しています。
ただし、「蘇生呪文の無敵時間をわざわざ延ばした」という認識はおそらく間違いです。
実際は、蘇生呪文もリスタート時も復活処理は同じであるために、
両者の無敵時間を別々にするのが困難だっただけでしょう。
ようするに、蘇生呪文の無敵時間をわざわざ延ばしたのではなく、
リスタート時より短くなるような処理を入れなかったのです。
尚、同じ内容の提案がないか検索機能で探せと言われているのに、
短時間に同じ内容の提案を何度も投稿するのは如何かと思います。
結果論で物を言いたくはありませんが、今回のようなことを避けるためにも、
慌てて対応する必要がないケースではじっくり検討することが基本です。
一部の人は早い対応を求めて急かすかもしれないけれど、
プレオープン中の意味を理解してもらい、かつ、問題の認識と検討を進めていること、
正式オープンまでに根本的な対策を施すことを説明すれば済むことです。
ようするに、メッセージをしっかり発信することが大事であり、
それさえしていれば今回のような拙速な対応は必要ないのです。
今回のように、メッセージを発信する前に拙速な修正をすることは
リスク対応の一般常識からみればあり得ない対応です。
今回のような対応をとれば「小手先の対応しかしない、根本的な対策は講じない」
とメッセージを発信しているも同然です。
たとえ、運営サイドにその意図が無かったとしても、そういう風にとられます。
本当に根本的な対策を講じるつもりがあるなら今回のような対応は意味がありません。
何故なら、根本的な対策が必要な状況で中途半端なことをしても良い結果は得られないからです。
逆を言えば、小手先の対応が功を奏するのは根本的な対策が必要ない場合に限ります。
正式オープン後ならば、それを理解しつつも、無理を承知でその場を凌ぐ対応も必要になるでしょう。
しかし、プレオープン中ではその必要すらありません。
つまり、プレオープン中である以上、運営サイドが「根本的な対策は必要ない」と考えていなければ
こうした対応はあり得ないのです。
だからこそ、この対応は「小手先の対応しかしない、根本的な対策は講じない」
とメッセージを発信しているも同然になるのです。
問題は、そのメッセージに直接的に失望する人たちだけではありません。
逆に、このメッセージの後で根本的な対策を施せば、それによって不満を訴える人もいます。
何故なら、根本的な対策をして欲しくないと考える人たちもいるからです。
それは、現状のコロシアムのシステムで勝ち組になっている人たちです。
彼らの視点で考えれば、せっかく身に着けた必勝パターンを潰されて面白いはずがありません。
今回の対応は彼らに「必勝パターンは潰しません」と言ったも同然です。
それなのに、彼らの必勝パターンを潰すことになれば、当然、彼らは「話が違う」と文句を言うでしょう。
もしかすると、「試しにプレイヤーの言うとおりにしてみたけど駄目だったろ?」
と運営サイドは言うつもりなのかもしれません。
しかし、それならそうと事前に説明すべきではないでしょうか。
何を認識していて何を認識していないのか、何を調べたくて何を試すのか、
何が決まっていて何が決まっていないのか、それらをきちんとメッセージとして発信せずに
小手先の対応を繰り返せば、今後も混乱は続くでしょう。