以前、車の保険会社の対応が悪くて、契約期間中に別の会社に移ったことがあります。
その際、前の保険会社の弁護士から連絡がありました。
やめる時に物凄く嫌な思いをしたので、話すのは気が進みませんでした。
が、話し終わった時は話してよかったと考えが変わっていました。
流石は弁護士というか、話が上手い。
大事なポイントは、ちゃんとこちらの話を聞くということ。
話は聞くけど言いなりにもならない。
押す所と引く所をちゃんと弁えてます。
会社側の落ち度もきちんと認めて謝罪する一方、駄目なことは駄目だとハッキリ言います。
肯定するにしても否定するにしても、ちゃんとこちらの話を聞いて、それを踏まえて話をしているのが分かるので、凄く好感を持てました。
車の事故処理で担当者が勝手なことをしたので、保険会社に苦情を言いました。
しかし、その担当者は、自分の落ち度に詫びも入れず、言い訳だけ立派でした。
判例ではこうだからと言うので判例タイムズを買いました。
隅から隅まで読んで、今回の事故のケースに会う事例を見つけて、担当者の言っている内容と違っている点を指摘しました。
すると、必ずしもその事例が該当するとは限らないとか言い出すので、現場をメジャーで測ったり、ドライブレコーダの映像を分析したりして理論武装して、その事例とどう違うのかと詰め寄ったらグーの音も出なかったようです。
それでも謝罪もしなければ、落とし所も一切模索しません。
「代わりと言っては何ですが○○させていただきます」とかは一切なし。
仕方なくこちらからアレやれコレやれと言っても出来ないの一点張り。
やるだけのことをやって、その結果が良くなくて「最善を尽くしましたがご期待に沿えず申し訳ありません」とかではありません。
時間とプライド以外に何も代償が必要ないのに試すことさえ一切出来ないと言い張るんですよ。
ガーガー言ったら渋々引き受けましたが、直ぐに出来なかったと連絡が来ます。
で、あっさり諦めすぎだろと、もっと粘れよと怒りました。
最後には、これ以上話しても無駄だと思ったので、契約を切ると宣言して連絡を打ち切りました。
その後、先に話した弁護士から連絡があったわけです。
ドラクエのサポセンはどうかと言うと、話を全く聞きません。
こちらの話を全く踏まえずに、ただ、出来ないの一点張りです。
誰もやってくれと言ってないというか、やって貰う必要が全くないことなのに、出来ないの一点張りです。
そして、ごく細かいことを除いて自分達の落ち度は一切認めません。
テンプレ謝罪はするけれど、何に対して謝罪しているのかは全く不明です。
謝罪というのは、反省を伴っていてこそ、心が篭るものです。
反省を伴わない、何に対して謝っているのか分からない謝罪では、馬鹿にされているようにしか聞こえません。
そして、サポセンは何に対して苦情を言われているのか全く把握していません。
把握していないから、その件に関する事実関係も調べていません。
だから、頼んでもいないことを出来ないと何度も言った後に、今まで説明したことが全てですと話を一方的に打ち切ります。
責任者を名乗る人がそういう対応を取ります。
私も、仕事をしている立場上、苦情の言いなりになれないことがあることは承知しています。
苦情を言ってきた相手にどれだけ正義があろうとも無い袖は振れない、そういうことは良くあります。
しかし、そういう場合にこそ、相手の話をしっかり聞かないといけないんですよ。
相手の話を踏まえ、そこに自分の事情をミックスして、双方が妥協できる落し所を探らなければいけない。
いや、そんな都合の良い落し所なんてない場合のほうが多いでしょう。
でも、相手の話を聞かないことには何も始まりません。
先の弁護士は、それが分かっていたから、丁寧にこちらの話を聞いたのです。
その結果、ちゃんと落し所を見つけて話をつけたわけです。
サポセンがやるべきことはそういうことではないのでしょうか。
3周年を期にそんな風になれるよう再スタートを切ったらどうですか?